【Wサイド・ソリッドライン構造】
5本のリブを振動板の表裏に貫通させて最内周から外周ギリギリまで延長することで強度を高め、内周部と外周部の剛性の変化量を極少に抑制。ボイスコイルの動きに対して振動板外周部がほとんどたわむことなく、正確かつ効率よく空気を振動させることできます。そのため、口径がひと回り以上大きくなったかのようなエネルギー感とともに、聴感上のS/N感が向上し、ナチュラルでダイナミックな超低音から中音域までの再生を実現しました。
【DCT低歪大型フェライト磁気回路】
たくさんの楽器が同時に鳴っても混濁せずに明確に楽器を認知できる、きめ細かなサウンドを実現する「DCT低歪大型フェライト磁気回路」。磁気回路の性能を決定づけるマグネットには、サブウーファーSW-G50の技術を活かした大型重量級フェライトマグネットを採用。また、DIATONEが培ってきた磁気回路シミュレーションを駆使し、振動板の駆動力の前後対称性を最適化することで磁気歪みが打ち消されるベストな設計値を設定。振動板が正確に駆動することで歪みが減少し、ハイエンドクラスともいえる聴感上の高S/N感を可能にしました。
【アドバンスドHDフレーム】
引き締まった低音域を実現する、「アドバンスドHDフレーム」を採用しました。樹脂でありながら金属製に匹敵する高剛性で高密度なフレームは、叩いても固有の響きがほとんどなく、振動板の大きな振幅の影響を低減してしっかりと正確に支えます。車両からの余計な振動も伝えず、圧倒的なパワーに満ちながらも濁りのない引き締まった低音域を再現します。また市販バッフルの4点取付に対応し、取付性を大きく向上させました。
【モデルベース最適設計】
これまでスピーカー設計、特に低音域の制動設計はさまざまな要素が複雑に絡むため、バランスをうまく取るためには多くの経験と知識、そして試作機による試聴を重ねる必要がありました。DS-G300では、シミュレーションによって最適な聴感を得られる「モデルベース最適設計」を実現。あたかもサブウーファーが鳴っているかのようなカラダの芯にまで響き渡る余韻感のある重低音と、だぶつくことなくハイレスポンスでリズミカルな低音を両立させました。