自分で作る簡単なクリスマスチキン自分で作る簡単なクリスマスチキン

クリスマスディナーの定番といえば、ローストチキン。作るのが大変そうで、買って済ませてしまうことも多いのでは?
今回は、ご家庭で簡単にできるローストチキンのレシピを3種類ご紹介します。どのレシピも調味料に浸してオーブンで焼けばOK。
骨付き鶏モモ肉で作れば、パリッとした皮としっとり柔らかい肉がたまらない美味しさに。
今年はぜひ、ご家庭でトライしてみてはいかがでしょうか?

ハーブローストチキン ハーブローストチキン

香り豊かなタイムとローズマリーのソミュール液につけ、風味よく味が浸透したローストチキン。一緒にローストしたトマトをソース代わりにチキンに絡めながら一緒に食べるのもオススメ。

材料 2人分

  • 骨付き鶏モモ肉(250~300gのもの)2本
  • トマト1個
  • ジャガイモ1個
  • ペコロス2個
  • オリーブ油小さじ2
  • ローズマリー(飾り用)適量

<ソミュール液材料>

  • (A)
  • 砂糖大さじ2
  • 天然塩大さじ1・2/3(25g)
  • 1/3カップ
  • (B)
  • ローズマリー2枝
  • ローリエ1枚
  • タイム(ドライ)小さじ1/2
  • 粗挽き黒コショウ小さじ1/2
  • 冷水1・2/3カップ

作り方

下ごしらえをする

鶏肉は骨に沿って2本切り込みを入れ、フォークで数カ所刺す。
トマトはヘタをとり除き、横半分に切る。
ジャガイモは小さなひと口大の乱切りにする。
ペコロスは皮をむいて根元を薄く切り落とし、縦半分に切る。
オーブンを【210℃】で予熱する。

ソミュール液に鶏肉を漬ける

小鍋にソミュール液材料(A)を入れて中火にかけ、砂糖と塩を溶かし混ぜる。ひと煮立ちしたら火を止めてソミュール液材料(B)を加え混ぜ、粗熱がとれたら冷水を加え混ぜる。
ジップ付き袋に鶏肉を入れてソミュール液を加え、空気を抜いて袋の口を閉じ、1時間漬ける。
鶏肉をとり出して汁気を切る。

オーブンで焼く

オーブンシートを敷いた天板に鶏肉を皮目を上にして並べ、空いているところに切り口を上にしてトマトを置き、ジャガイモ、ペコロスは重ならないように並べる。
鶏肉、ジャガイモ、ペコロスにオリーブ油を刷毛などでぬる。
予熱しておいたオーブン【210℃】で30~35分焼き、とり出す。

盛る

器にローストチキン、トマト、ジャガイモ、ペコロスを盛り、ローズマリーを飾る。

ワンポイントアドバイス

ソミュール液とは、肉などを塩水(塩やその他の調味料を入れた液)で漬けるための漬けこみ液のことです。

ソミュール液に漬けることで均一に味と風味が浸透し、お肉もしっとり仕上がります。このソミュール液にさらにお好みのハーブやスパイスを加えてアレンジするのも楽しいです。

ローストチキンはパリッと焼けた皮も美味しいので、ぜひオーブン調理にチャレンジしてください!

和風ローストチキン 和風ローストチキン

子どもも大人も大好きな甘辛い照り焼きソースの和風ローストチキン。照り焼きチキンも骨付き肉を使うと特別感がUP!添えた野菜もソースと一緒に召し上がれ。

材料 2人分

  • 骨付き鶏モモ肉(250~300gのもの)2本
  • レンコン100g
  • ニンジン70g
  • 小さじ2
  • ブロッコリー(ゆで)適量

<漬けダレ材料>

  • 大さじ3
  • しょうゆ大さじ2
  • ハチミツ大さじ2
  • 砂糖大さじ1
  • ショウガ(細切り)15g

作り方

下ごしらえをする

鶏肉は骨に沿って切り込みを入れ、フォークで数カ所刺す。
レンコンは洗って皮ごと1~1.5cm厚さの半月切りにする。
ニンジンは洗って皮ごと1cm厚さの半月切りにする。
オーブンを【200℃】で予熱する。

鶏肉を漬ける

ジップ付き袋に漬けダレ材料をすべて入れ、袋の上から軽く揉み混ぜる。鶏肉を入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、1時間漬ける。
鶏肉をとり出して汁気を切る。漬けダレは濾してとっておく。

オーブンで焼く

オーブンシートを敷いた天板に鶏肉を皮目を上にして並べ、空いているところにレンコンとニンジンを重ならないように並べる。
鶏肉、レンコン、ニンジンに油をハケなどでぬる。
予熱しておいたオーブン【200℃】で25~30分焼き、とり出す。
オーブンシートの上の焼き汁は濾して大さじ2をとっておく。

照り焼きソースをつくる

フライパンに濾した漬けダレと焼き汁を入れ、中火でひと煮立ちしたらアクをとり除き、軽くとろみがつくまで弱めの中火で煮詰める。

盛る

器にローストチキン、レンコン、ニンジン、ブロッコリーを盛り、チキンに照り焼きソースをかける。

ワンポイントアドバイス

骨なしの鶏モモ肉や鶏ムネ肉で作る場合は、漬け時間は30分ほどでよいです。オーブンの焼き時間も20~25分としてみてください。また、フライパンで焼く場合は、鶏肉の汁気をペーパータオルでしっかりとおさえてから油を熱したフライパンで焼いてください。

スパイスローストチキン スパイスローストチキン

ソミュール液に漬けてしっとりと、そしてしっかりと味を浸透させた鶏肉に、スパイスをまとわせて焼き上げたローストチキン。スパイスとナッツで作る自家製デュカを添えてエキゾチックな味わいに。

材料 2人分

  • 骨付き鶏モモ肉(250~300gのもの)2本
  • カリフラワー100g
  • 紫タマネギ1/4個
  • ニンニク2片

<スパイスミックス>

  • チリパウダー小さじ1
  • カレー粉小さじ1/2
  • オリーブ油小さじ2
  • クレソン適量

<ソミュール液材料>

  • (A)
  • 砂糖大さじ2
  • 天然塩大さじ1・2/3(25g)
  • 1/3カップ
  • 冷水1・2/3カップ

<デュカ材料>

  • (B)
  • ミックスナッツ(無塩)50g
  • 白いりごま大さじ1
  • コリアンダーシード小さじ1
  • クミンシード小さじ1/2
  • チリパウダー小さじ1
  • 小さじ1/2

作り方

下ごしらえをする

鶏肉は骨に沿って2本切り込みを入れ、フォークで数カ所刺す。
カリフラワーは小房に分け、大きいものは縦半分に切る。
紫タマネギは縦半分のくし形に切る。
ニンニクは皮付きのまま水にしばらく浸しておく。
スパイスミックスを混ぜ合わせる。
オーブンを【210℃】で予熱する。

ソミュール液に鶏肉を漬ける

小鍋にソミュール液材料(A)を入れ、中火にかけて砂糖と塩を溶かし混ぜる。ひと煮立ちしたら火を止め、粗熱がとれたら冷水を加え混ぜる。
ジップ付き袋に鶏肉を入れてソミュール液を加え、空気を抜いて袋の口を閉じ、1時間漬ける。
鶏肉をとり出して汁気を切る。

デュカを作る

フライパンにデュカ材料(B)を入れて弱火~中火で香りがするまで乾煎りする。粗熱がとれたらフードプロセッサーに入れ、チリパウダー、塩を加えてナッツが食べやすい大きさになるまで撹拌する。

オーブンで焼く

鶏肉にスパイスミックスをふって全体にまぶしつけ、オーブンシートを敷いた天板に皮目を上にして並べ、空いているところにカリフラワー、紫タマネギ、皮付きニンニクを重ならないように並べる。
鶏肉、カリフラワー、紫タマネギにオリーブ油を刷毛などでぬる。
予熱しておいたオーブン【210℃】で30~35分焼き、とり出す。

盛る

器にローストチキン、カリフラワー、紫タマネギ、ニンニクを盛り、クレソン、デュカを添える。
ローストチキンにデュカをお好みの量をふりかけていただく。

ワンポイントアドバイス

スパイスミックスとデュカに使ったチリパウダーは、唐辛子、オレガノ、クミン、ガーリック、パプリカなどを数種類ブレンドしたスパイスのこと。風味がよく、辛みはさほどないのが特徴です。
ニンニクは乾燥していると皮が焦げやすいため、水にしばらく浸しておきます。蒸し焼きになったニンニクは、皮を開くとしっとり柔らかいペースト状に。チキンや野菜につけて食べると美味しいです。

レシピ:小西 君枝(こにしきみえ)さん料理家 / フードコンサルタント

女子栄養大学卒業。
企業での商品企画開発を経て料理家として独立。フードアドバイザー、企業や飲食店などの商品開発、イベント調理、料理教室なども行う。素材を生かし、シンプルな調味料とハーブやスパイス、素材の組合せでワクワクするような料理を得意とする。

2022.12.01

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