職る人たち—つかさどるひとたち—

これからの暮らしを彩る、
ものづくりの若い力

第一回
箱根寄木細工×ルームエアコン

三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」設計者・横田周平×箱根寄木細工技能師 露木清高

#01 TSUKASADORU HITOTACHI#01 TSUKASADORU HITOTACHI

これからの日本の暮らしを彩り、


支えていくものづくりについて


考えていく

伝統工芸の職人とメーカーの技術者。
一見、全く違う世界に生きる両者にも、「技術を研鑚する者」としての共通点があるのではないか?
伝統工芸の新たな価値創出に挑んでいる若手職人と、最新のテクノロジーで生活提案を考える若手技術者が出会い、共鳴する姿を通して、これからの日本の暮らしを彩り、支えていくものづくりについて考えていきます。

1回目は「箱根寄木細工」の製造・販売を行う株式会社露木木工所(神奈川県小田原市)を訪問。新進気鋭の箱根寄木細工技能師・露木清高さんと、三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰」シリーズを設計する横田周平の対談を開催しました。

2人に共通する「ものづくりの矜持」とはいったいどんなものなのでしょうか。

第一回 箱根寄木細工×ルームエアコン

箱根寄木細工技能師 露木 清高
箱根寄木細工技能師
露木 清高

1979年 神奈川県小田原市生まれ、1926年創業・露木木工所の四代目。
京都伝統工芸専門学校で4年間京指の基礎を学び、卒業後、露木木工所に入社、箱根寄木細工に携わる。『第5回全国木のクラフトコンペ』大賞など受賞歴も多く、星野リゾート「界 箱根」特別室『寄木の間』を手がけるなど、“暮らしをより楽しく、より豊かに”という想いで、伝統を守りながら箱根寄木細工の様々な可能性を追求している。

三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」設計者 横田 周平
三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」設計者
横田 周平

2007年 三菱電機エンジニアリングに入社。
入社以来、三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」の構造・機構設計や戦略機種の量産設計に携わり、現在は技術課の主査として室内機筐体設計のとりまとめを行っている。この間、三菱電機が製作するルームエアコンのほぼ全部品の構造設計を担当。一人ひとりに合わせた快適を創り出すエアコンを開発すべく、技術革新に注力し、品質の向上に努めている。