労働安全衛生と心身の健康の確保

印刷用ページへ

基本的な考え方

三菱電機グループでは、「従業員の安全と健康を守ることを全てにおいて優先する」ことを基本方針とし、安全衛生管理は経営管理の根幹であるとの認識のもと、人間尊重の精神に立脚し、いかなる社会・経営環境にあっても安全・健康を最優先する風土を確立し、企業責任を完遂することとしています。

三菱電機ではこれらの基本方針に立脚した全社5ヵ年計画(現計画は2012~16年度)を策定し、安全管理面、衛生管理面でそれぞれ重点施策を明確化し、年度ごとに推進事項を定めて具体的な活動を推進しています。

推進体制

三菱電機グループでは、三菱電機と国内グループ会社の経営幹部が出席して「三菱電機グループ安全・健康大会」を定期的に開催するなど、トップの強いリーダーシップのもと、グループ全体で安全管理活動や健康づくり活動に積極的に取り組んでいます。

安全衛生管理体制を継続的に強化し、三菱電機とグループ会社が連携して、様々な情報交換や教育活動、各種安全対策を行っています。また、労働組合との協議会や安全衛生委員会などを通じて、従業員とも積極的に意見交換し、安全衛生水準の向上に向けて、労使が協力しながら、トップダウン・ボトムアップ双方の活動を展開しています。

万が一労働災害が発生した場合は、発生部門で即座に安全対策を講じるとともに、第三者による安全点検の実施や、災害事例や対策内容の水平展開などを通じ、類似災害の発生防止に努めています。

労働安全衛生マネジメントシステム

労働災害度数率(100万時間当たりの休業災害件数)の推移
労働災害度数率(100万時間当たりの休業災害件数)の推移

三菱電機では、2009年より「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)」の社内認定制度を導入しています。本制度では、総括安全衛生管理者をトップとした事業所構内の管理体制整備や、リスクアセスメントをはじめとした各種活動など、三菱電機グループの安全衛生管理のあるべき姿を要求事項として示し、各事業所単位で安全衛生活動のPDCA サイクルを構築しています。

三菱電機の全事業所が認定を取得し、取得から2年後のサーベイランス、4年ごとの更新審査を通じて全社的な管理水準のスパイラルアップを図っており、このような取組の結果として、同一業種の中においても低い労働災害度数率や強度率(延べ労働時間100万時間当たりの死亡・休業災害による死傷者数、1千時間当たりの労働損失日数)を達成しています。

  • OSHMS:Occupational Safety and Health Management System

安全衛生教育の徹底

「安全衛生教育e-learning」の画面
「安全衛生教育e-learning」の画面

三菱電機グループでは、法所定の教育の他、階層別教育、職種別教育など、事業特性や社会環境に応じた安全衛生教育に積極的に取り組んでいます。グループの共通教育として、三菱電機と国内グループ会社では社内e-learningシステムを利用した安全衛生教育も展開しており、毎年10万人を超える従業員、管理監督者に対して、安全衛生に関する考え方や基本的事項についての理解促進を図っています。また、「安全の部屋」を設置するなど、従業員に対する危険体感教育の展開も強化しています。

三菱電機 姫路製作所の「危険体感道場」

危険体感道場
危険体感道場

従業員の危険感度向上のため、2011年に危険体感道場を開設し、毎年、関係会社を含めた構内全従業員(約6,000名)を対象とした教育を実施しています。2015年には新たに、すべり転倒体感機、ギヤ巻き込まれ体感機、指差し安全確認などの5設備を強化しました。

健康企業の実現に向けた取組

三菱電機と国内グループ会社では、約10万名の従業員とその家族を対象に、会社・労働組合・健康保険組合の三者協働事業として、2002年から「三菱電機グループヘルスプラン21(MHP21)」活動を展開しています。MHP21活動は、一人ひとりができるだけ早い時期から生活習慣を見直し、生活習慣病を予防して「QOL(Quality of Life)」向上と「健康企業」実現を図ることを目指し、三菱電機グループの健康経営活動の一環としてスタートしました。「生活習慣 変えてのばそう 健康寿命」をスローガンに、適正体重の維持、運動習慣づくり、禁煙運動、歯の手入れ、メンタルヘルスの5項目について改善目標を設定し、達成状況を毎年評価しています。

10年間のステージⅠでの活動を経て、2012 年からはステージⅡとして新たに5ヵ年の活動に取り組み、パフォーマンスドライバーによる競争促進や、三菱電機とグループ会社の連携強化など、グループ全体で活動の更なる活性化を図っています。このような10年以上にわたるMHP21の活動内容が評価され、2013年には、厚生労働省主催の「第1回健康寿命をのばそう!アワード」において「企業部門 厚生労働大臣 優秀賞」を受賞しています。

また、海外グループ会社においても、各国の実情に合わせ、従業員の健康保持増進に向けた取組を進めています。

Mitsubishi Electric Taiwan Co., Ltd.での「健康座談会」

健康座談会の様子
健康座談会の様子

市の講師を招いて、肥満に関する健康座談会を開催しました。このような社員の健康管理と健康配慮に注力している取組が評価され、台湾の衛生福利部国民健康署より「健康職場認証・健康啟動標章」を取得しました。

メンタルヘルスケアの推進

メンタルヘルスケア教育テキスト
メンタルヘルスケア教育テキスト

三菱電機グループでは、メンタルヘルスケアを健康管理における重点課題と位置づけ、産業医・カウンセラーを中心としたカウンセリング体制を整備するなど、従業員の日常的な仕事の悩みや家庭の悩みなどの心の問題のケアに努めています。

2015年に国内で法制化されたストレスチェック制度への対応に加え、国内グループ会社も含めて、過去より外部EAPによる電話・メール相談システムも整備しており、従業員のメンタルヘルス不調の一次予防(未然防止)に力を入れています。

三菱電機では、休業者の職場復帰にあたり、三菱電機版の職場復帰支援実施要領に基づいて、受入部門、人事部門、産業医が連携して対応し、円滑な職場復帰と再発防止に努めています。

また、国内とは職場や生活環境が大きく異なる海外出向者に対しても、三菱電機本社に専属のカウンセラーを配置して重点的にケアを実施しています。

教育面では、メンタルヘルスに関する知識付与と、管理職・従業員双方の対応力向上を図るため、講習会や社内e-learning システムでラインケア研修、セルフケア研修を繰り返し実施しています。

  • ※EAP(Employee Assistance Program) : 従業員支援プログラム。特にメンタルヘルスに関して支援するシステム。

快適な職場環境の形成

三菱電機グループでは、職場を生活の場として捉え、人に優しい職場環境の整備と、高齢者、障がい者などにも配慮した快適空間づくりに取り組んでいます。

三菱電機では、空気環境や視環境、音環境、施設などについての社内基準(職場環境基準)を独自に定め、各基準の達成を目指し、継続的な取組を推進しています。


このページを共有

CSRの取組
カテゴリ内情報