安心・安全・快適性の提供

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安全で快適な社会を衛星技術で実現

GPSや衛星放送、天気予報……。日々便利になる現代の生活は、人工衛星技術があってこそ。三菱電機は1960年代から人工衛星事業に携わり、衛星そのもののシステムのみならず、地上でそれを支え、ビッグデータを活用するシステム技術も開発しています。総合電機メーカーのシナジーという強みを活かし、新しい価値を社会へ提供しています。

特集1:準天頂衛星「みちびき」

準天頂衛星「みちびき」
準天頂衛星「みちびき」

高精度な位置情報を配信する準天頂衛星が安全で効率的に社会の課題を解決
—————準天頂衛星「みちびき」

準天頂衛星「みちびき」
準天頂衛星システム

準天頂衛星システムは、内閣府宇宙開発戦略推進事務局の整備事業であり、現在、2~4号機の衛星製造及び地上システムの整備が進められています。三菱電機は2010年9月に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構の準天頂衛星初号機「みちびき」でのシステム設計・製造の成果をもとに、内閣府の下で2~4号機の製造を担当しています。2~4号機は2017年に打ち上げられる予定であり、2018年度から本格的なサービスが提供される予定です。

高精度位置情報
高精度位置情報

準天頂衛星は4機体制に移行すると、日本の天頂付近(準天頂)を常にカバーするため、米国のGPS衛星のみでの測位よりも、より正確な位置情報を取得することが可能となります。加えて当社が製造を担当する高精度位置情報提供サービスを利用することにより、その精度はセンチメータ級に達します。

このような高精度な位置情報の用途は計り知れず、その可能性が広がることが期待されます。日本政府が2020年の東京五輪に向けて実用化を目指すと宣言している自動運転技術、より円滑な鉄道の運行、高齢化という深刻な課題を抱える日本の農業分野に一石を投ずる農機の無人化・大規模化、工事現場での危険の低減や効率化、防災・減災への対応等、様々な新しい価値を社会へと提供することが可能となるでしょう。

準天頂衛星が生み出す新しい技術・可能性
準天頂衛星が生み出す新しい技術・可能性

【担当者からのコメント】
準天頂衛星の可能性を模索しています
宇宙システム事業部
準天頂衛星推進部
利用開拓プロジェクトグループ
プロジェクトグループマネージャー
叶谷晋利
宇宙システム事業部
準天頂衛星推進部
利用開拓プロジェクトグループ
プロジェクトグループマネージャー
叶谷晋利

2003年から衛星を使った位置情報技術に携わり、2014年より準天頂衛星からの情報の利活用推進に従事しています。

準天頂衛星の技術活用の可能性は広がっています。人工衛星は今までユーザーがある程度限定されていましたが、準天頂衛星は多くのユーザーが利用できます。まだ知られていない技術を幅広く人々に伝える活動と、「みちびき」を活用した実証実験を様々な企業、研究者の方々に使ってもらう取組をしています。そこには大変さもありますが、この技術が人々の安心・安全・快適な暮らしに広く貢献できることを強く認識しており、2018年までにサービスを確立させるという使命感のもと、日々、その活用の可能性を探っています。


特集2:静止気象衛星ひまわり8、9号

静止気象衛星ひまわり8、9号
静止気象衛星ひまわり8、9号

気象衛星は人の命に関わるインフラ
—————静止気象衛星ひまわり8、9号

2014年に打ち上げられた「ひまわり8号」は、高解像度のカラー観測画像を短い時間で取得することができる新世代の気象衛星です。これまで以上に詳細な気象データが得られるため、ゲリラ豪雨のような局地的な気象現象から温暖化や砂漠化など地球規模の気象の変化を観測することもできます。気象データは台風や水害、火山活動などの自然災害による被害を小さくすることにつながり、人命をも左右する、なくてはならない情報といえます。そのため、衛星の精密度はもちろん、それを受信して解析する地上のシステムも高精度なものが求められます。

既に「ひまわり8号」の運用は開始し、2015年7月より日々の天気予報にも活用されています。天気予報の雲画像がカラーかつ滑らかになったとの声を、多くの方からいただいています。

アジア・オセアニアエリアなどにもサービスを提供することで、広く世界にも貢献できるため、これからも利用拡大に向け取り組んでいきます。

画像のカラー化
画像のカラー化
正確な気象予測に貢献するひまわり8、9号
正確な気象予測に貢献するひまわり8、9号

【担当者からのコメント】
様々なプロをまとめあげるコミュニケーション力の大切さ
鎌倉製作所
宇宙システム部
ひまわりプロジェクト部長
西山 宏
鎌倉製作所
宇宙システム部
ひまわりプロジェクト部長
西山 宏

「ひまわり8号」から発信された世界初の高性能の地球のカラー画像を目にしたとき、予想以上の映像の美しさに、驚きの声があがりました。

衛星本体については、打ち上げ後はメンテナンスができず、また過酷な宇宙空間でどこまで確実に保証できる品質を生み出すか…。プロジェクト全体では地上設備の製造会社、運用会社、気象画像を分析される方など、沢山のプロフェッショナルとどう意識をあわせるか…。

壮大なプロジェクトにおいて様々な課題がありましたが、一つひとつの課題を丹念に時間をかけてクリアしていったことが、成功の秘訣だったと感じています。


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