資源循環ビジネスの連携強化

印刷用ページへ

事例や技術情報を共有して連携を強化し、資源循環ビジネスを拡大

世界人口が増加し、新興国の生活水準向上も進む中で、持続可能な成長を実現するためには、資源を効率的に利用することが不可欠です。EUが2010年6月に発表した長期戦略「EU2020」の重点推進イニシアティブや、2015年6月のG7エルマウ・サミットの首脳宣言においてもこの課題が取り上げられており、グローバルな取組が求められています。

三菱電機グループでは、新たな資源投入を減らすため、使用済みの自社製品から資源を回収・再利用するほか、使用できる機器をそのまま利用しながらリニューアルを行う「資源循環ビジネス」を事業化しています。第8次環境計画(2015~2017年度)では、複数ある事業についての事例や技術情報を社内で共有するとともに、社外にも発信していくため、「資源循環ビジネスの連携強化」を目標の一つに掲げています。


三菱電機グループの資源循環ビジネス

エレベーターリニューアルサービス「EleFine(エレ・ファイン)」

三菱電機グループは、既設の油圧式エレベーターの制御・駆動部を取り替えることで、ロープ式エレベーターにリニューアルするサービスを2011年に開始しました。このサービスは、新規にロープ式エレベーターを設置するよりも投入資源量を大きく減らすことができるだけでなく、工期の短縮や費用の軽減にもつながります。

エレベーターリニューアルサービス「EleFine(エレ・ファイン)」

制御・駆動に必要な部品や装置を取り替えてロープ式にリニューアル。機械室は不要に。

環境効果
  • 定員9人・2枚戸両引き・停止数=6階床という仕様で、当社機械室レス・エレベーター(AXIEZ)と比較

家電リサイクル事業(プラスチックの自己循環リサイクル)

三菱電機グループは、使用済みの家電製品からプラスチックを回収し、新しい家電製品に再利用する「自己循環リサイクル」の取組を続けています。複数の種類が存在するプラスチックを高い精度で選別する技術を確立することで、かつては6%程度だったプラスチックリサイクル率を、現在は70%にまで引き上げています。

(事業の詳細はこちらを参照ください。)

家電リサイクル事業(プラスチックの自己循環リサイクル)

リビルト事業(オルタネータ・スタータの再利用)

三菱電機グループは、自動車メーカーから使用済みの電装品を回収し、新品同様の性能によみがえらせる「リビルト事業」を1979年から展開しています。対象となる電装品は、自動車に電気を供給するオルタネータと、エンジン始動に必要となるスタータの2種類です。これらを回収、分解し、壊れた部分のみを交換して再利用できるようにすることで、資源の節約につなげています。

開始以来、主にアメリカでサービスを提供してきましたが、近年では日本にも広がっています。

(事業の詳細はこちらを参照ください。)

リビルト事業(オルタネータ・スタータの再利用)

その他

これらのほかにも、中古で導入されることが少なくない放電加工機について、リニューアル事業を行っているほか、発電機の効率低下を防ぐコイル巻替などのサービスも提供しています。製品の長寿命化によって資源投入量を削減しつつ、短納期や低コストのニーズにも応えられることを利点として資源循環ビジネスの拡大を図っています。

放電加工機のリニューアル
Before
Before
After
After
発電機のコイル巻替
発電機のコイル巻替

このページを共有

環境への取組
カテゴリ内情報