年間906万kWhの電力を削減!新設工場の“省エネ術”とは?
~三田製作所編~

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三田製作所の特色

C301 棟
C301 棟

三田製作所は兵庫県三田市に位置する工場で、「快適」「安全」「環境」をコンセプトに、カーマルチメディア製品、カーメカトロニクス製品、カーエレクトロニクス製品を製造しています。

生産量の順調な増大に伴って、2011年には新しい生産棟(C301 棟)が完成しました。新棟では設計段階から省エネノウハウを注ぎ込み、既存棟も含めて省エネ対策を徹底。「知恵」と最新鋭の省エネ「技術」を巧みに組み合わせたことで、延床面積、収容人員が約1.5倍になったにもかかわらず、工場全体で年間906万kWhもの使用電力量抑制に成功。平成24年度省エネ大賞で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。


建屋のあちこちに隠された省エネ術の数々!

三田製作所のC301棟は、社員の働きやすさをキープしながら、事務所やユーティリティの配置、換気、外壁塗装など、あちこちに省エネを念頭に置いた設計上の工夫が施されています。その事例を紹介しましょう。

  1. 事務所を2階にした効果は
    抜群よ

事務所が最上階にあると、夏は屋根からの輻射熱で空調負荷が高くなるの。でも2階だとそんな心配なし。階段使用でエレベーターの使用電力量も減らせたのよ。

事務所を2階にした効果は抜群よ
  1. 外壁には「光触媒」を
    採用したのさ

外壁に汚れを分解除去する「光触媒」を塗装したら、汚れによる熱だまりが軽減されて室温上昇を防げるんだ。

外壁には「光触媒」を採用したのさ
  1. グッと減らした窓は
    複層ガラスじゃ

窓の数を減らして複層ガラスにしたら、外気の影響を受けづらくなって空調効率がアップ。床のOAフロア化と合わせて、冬季の寒さ対策も万全じゃ。

グッと減らした窓は複層ガラスじゃ

屋根の断熱対策にも注目!

屋根は日射時間が長いから、平らな屋根にも、ギザギザ屋根にも断熱材を利用。更に、断熱効果を高めるために屋上緑化もしているのさ。


自然の力と法則をうまく利用しているんじゃ

ユーティリティエリア(トイレ、階段、エレベーターホールなど)を陽の当たる南西面に集約して、夏場に南西側が暑くならないようにしておるんじゃ。更に、生産ラインにほこりが入らないよう、工場内の気圧を少し高めにしておる。この圧力差を利用してフロア全体に空気の流れをつくり、窓などから屋内に入ってきた暖かい空気を効率的に排出しておるんじゃ。

<加圧空気の流用による換気制御>

既存の工場棟の省エネ術にも注目よ!

西面の窓を塞いで、壁には断熱材を追加し、室温の安定を図っているのよ。

外から見ると窓がある
中から見ると窓がない

省エネ対策を更に加速する「最新の高効率機器」を効果的に導入!

高効率機器を導入すれば省エネ効果は得られます。しかし大切なのは、建屋の目的にマッチした機器の選択と運用方法を考えぬくこと。三田製作所は、最新鋭の省エネ機器を連携させて運用することで、更なる省エネ効果を生み出しています。

全熱交換器「ロスナイ」は、換気も活かした空調なんだ

室内と外気の熱エネルギーを交換しながら換気をする「ロスナイ」を導入。更に、室内のCO2濃度に応じて換気風量を最適化しているから空調効率が抜群なんだ。この建屋には32台設置しているのさ。

LED照明を採用し、調光機能をシステム化しているんじゃ

明るい窓際は照度を下げるなど、省エネなLED照明を調光することで大きな効果を発揮。トイレ、階段はもちろん、人がいなくなったところは人感センサーによりムダな点灯をなくしておるぞ。


最新の空調機器を活用し、連携制御をしているのよ

空調は集中管理して、区画ごとに設定温度や運転スケジュールなどをきめ細やかに制御しているの。必要なところで、必要な分だけ稼働するから省エネ効果は抜群よ。


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