プラスチックの様々な性質を選別に利用

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科学の力でプラスチックを選別

高品質のプラスチックを選別するには、回収されたプラスチックを細かく砕いた状態にしておかなければならないことはわかったな。しかしこの状態では、まだいろいろなプラスチックが混ざっているんじゃ。それを高純度のプラスチックに選別していくのじゃが、ではそこからどうやってプラスチックを材質ごとに選別していくのか。クイズにして考えてみよう。


第1問じゃ。ポリプロピレン(PP)を選別するには、液体を使うんじゃが、我々にもおなじみの、その液体は何かな?1.水 2.アルコール 3.油

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正解: 「1.水」

細かく砕いたプラスチックを水に浮かべることで、水より軽い(比重の小さい)PPだけが浮かび上がり、その他のアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)やポリスチレン(PS)は沈んでしまいます。そこで軽いPPだけを選別することができるのです。

水は繰り返し利用できるように処理しているから、水による環境負荷は小さいのよ。
水に入れて、軽いPPを選別

第2問は、僕から出題!ABSとPSを選別するための決め手となるものは次のうちどれだと思う?1.成分 2.色や形 3.静電気
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正解: 「3.静電気」

ABSとPSが混ざった微破砕プラスチックを回転筒でこすり合わせると、そこに静電気が発生します。ABSはプラスの電気を帯び、PSはマイナスの電気を帯びます。この特性を利用して、選別することができるのです。

ABSとPSの選別には「帯電特性」を利用しているのよ。これを「静電選別」と言うのよ。
帯電特性の違いを利用してPS、ABSを選別

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