経営戦略

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経営理念・経営方針

三菱電機グループは、「企業理念」及び「7つの行動指針」に基づき、CSR(Corporate Social Responsibility)を企業経営の基本と位置付け、社会課題に対する解決への取組を通じて価値を評価される企業、すなわち、事業活動を通じて「社会」「顧客」「株主」「従業員」をはじめとするステークホルダーから信頼と満足を得られる企業を目指しています。

三菱電機グループの経営方針は、2001年度から実践してきた「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点による「バランス経営」を継続して、強固な経営基盤の確立と持続的成長を追求することです。

この経営方針に基づき、環境問題や資源・エネルギー問題をはじめとする今日的な社会課題に対して、製品・システム・サービスの提供等によりグローバルに解決に取り組み、持続可能性と安心・安全・快適性が両立する豊かな社会の実現に貢献する「グローバル環境先進企業」を目指すことを通じて、グループ全体で持続的成長を追求し、企業価値の更なる向上に努めてまいります。

「倫理・遵法」についても、コンプライアンス方針の徹底、内部統制の強化などに継続して取り組んでまいります。


目指すべき企業の姿

経営目標

「質のよい」成長の実現に向けて

三菱電機グループは、もう一段高いレベルの成長を目指し、2020年度までに達成すべき成長目標として「連結売上高5兆円以上」「営業利益率8%以上」を設定しています。また、今後も継続的に達成すべき経営指標として「ROE10%以上」「借入金比率15%以下」を設定しています。

2016年度は、連結売上高4兆2,386億円、営業利益2,701億円となりました。また、2016年度末のROEは10.9%、借入金比率は8.4%となり、継続的に達成すべき経営指標の「ROE10%以上」「借入金比率15%以下」も達成いたしました。

経営方針
バランス経営の継続と持続的成長のさらなる追求
【2020年度までに達成すべき成長目標】
連結売上高 5兆円以上
営業利益率 8%以上

【継続的に達成すべき経営指標】
ROE 10%以上
借入金比率 15%以下

成長戦略の推進

成長牽引事業群を中心とした価値創出を通じた成長の実現

三菱電機グループの大きな強みは、「制御技術やパワーエレクトロニクスなどの広範にわたる強い技術資産」「資材調達・生産・品質管理・販売・サービスなどの全ての現場に改善文化が定着した強い事業基盤」及び、これらを活かした「事業特性の異なる複数の事業群による事業活動の展開」にあります。

その上で「強い事業をより強く」することを成長戦略の核に据え、現在は、8つの事業—電力システム、交通システム、ビルシステム、FAシステム、自動車機器、宇宙システム、パワーデバイス、空調冷熱システム—を、成長を牽引する事業群として位置づけています。これらの成長牽引事業群を中心として、日本・北米・欧州・中国をはじめアジア他の新興市場までグローバルに事業を展開し、各市場のニーズに応じて顧客に評価される価値を提供・創出し続けることで、持続的な成長の実現を図ります。

価値創出を通じた成長の実現
全体像

技術シナジー及び事業シナジーを通じた更なる価値創出

2020年度までに達成すべき成長目標の実現と、それ以降の成長持続に向けて、製品・システム・サービスの個別展開に加え、「技術と技術の組合せ」や「事業と事業の組合せ」を通じた更なる価値創出への取組を加速・強化してまいります。

具体的には、強い技術資産の組合せによる「技術シナジー」や多岐にわたる事業群の連携による「事業シナジー」の発揮により、個々の製品・システム等における性能・信頼性の向上とともに、技術・製品・システム・サービスの組合せを通じて、課題やニーズへの対応力を強化することで、既存の事業領域における顧客からの評価の向上に加え、新たな事業・市場の開拓にも繋げ、更なる収益の向上を図ります。

事業競争力強化に向けた資源投入の強化

事業競争力強化に向けて、投資効果が短期間で実現し市場の成長をとらえることができる分野や、業績変動が小さく成長の確実性が高い分野を対象として、開発投資や設備投資などの高水準の資源投入を継続するとともに、投資成果の実現を進めてまいります。あわせて、事業の新陳代謝を通じた成長分野への経営資源の再配分や、将来の成長を支える「新たな強い事業の継続的創出」により、事業ポートフォリオの強化を図ります。また、三菱電機グループが2020年度以降も持続的に成長していくため、技術基盤を強化する未来志向の研究開発にも着実に取り組みます。

加えて、「事業拡大に向けて不足している製品群や技術領域等の補完」「新地域・新市場への進出に際しての販売網・サービス網の確保」「事業基盤の強化に向けた新規顧客層の獲得」の3つの視点から、三菱電機グループの成長に資する協業やM&Aにも積極的に取り組んでまいります。

強固な経営体質の構築

三菱電機グループは、より強固な経営体質を構築すべく、資本効率の向上にも継続して取り組んでまいります。資本効率の向上に向けては、引き続き売上拡大・原価低減活動・棚卸資産回転率改善活動・売掛債権回転率改善活動・Just in Time改善活動を徹底するとともに、事業別資産効率指標として2015年度から導入した三菱電機版ROICを継続的に運用し、グループ全体のROEの更なる改善を図ります。

今後も、安定的なキャッシュフローの創出に努め、成長分野への重点的な投資とともに、収益拡大に応じた株主還元の拡大などバランスよく配分し、企業価値の向上を図ります。

変革に挑戦し続ける

三菱電機グループは、バランス経営に基づいて経営施策を着実に実行していくとともに、コーポレートステートメント「Changes for the better」の実践に向け、「変革に挑戦し続け、次の地平を拓く。」という姿勢を従業員全員が共有し、三菱電機グループ自身が変革し続けることで、常によりよいものを生み出し続ける企業へ成長してまいります。