安価なハードウェアで
膨大なセンサーデータを高速蓄積、
高速検索・集計。

技術紹介

IoT(Internet of Things: モノのインターネット)が急速に普及するなか、さまざまな機器に組み込まれたセンサーからのデータを有効活用するための技術開発が進んでいます。道路や鉄道の設備維持管理、工場やプラントの稼働状況の分析による製品品質の向上や劣化診断、ビルや住宅における省エネルギーなど、センサーデータの活用分野は大きく広がっています。膨大に発生するセンサーデータを蓄積、検索・集計するためにはいままで高性能なサーバーや大容量ストレージなど、高価なハードウェアが必要とされてきました。

三菱電機では安価なハードウェアでセンサーデータの高速な蓄積、検索・集計を実現する「高性能センサーデータベース」を開発。データ圧縮方式・データ配置・データ処理単位、この3つを最適化することで、データ蓄積に要する容量と時間を最大1/1000に、さらにデータの検索・集計に要する時間も最大1/1000に削減することに成功しました。高価なシステムを導入せずにセンサーデータを迅速かつ有効に活用できます。

1/10~1/1000に削減。広く使われているデータベース(リレーショナルデータベース=RDB)との比、当社調べ。