#05SDGsへの取組事例

i-Construction
AI配筋検査システム

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
画像解析・AI技術で持続可能な建設現場の実現を支援
ICT(情報通信技術)の全面的な活用などにより、建設生産システム全体の生産性向上を図り、より魅力ある建設現場を目指す取り組みとして、2016年度に国土交通省は建設現場における新基準「i-Construction」を導入しました。建設現場の業務は計画・設計から施工・維持管理まで多岐にわたります。正確性が求められる建設現場の業務において「i-Construction」を有効に活かし、効率化・省人化を達成するためには業種の垣根を超えた「共創」による新たなソリューションが求められています。三菱電機は、画像解析技術と独自のAI技術「Maisart※1」を活用したコンクリート構造物の配筋検査を支援する「AI配筋検査システム」を開発、サービスを提供し、配筋検査の省力化・効率化を通じて、働き手の減少という課題の解決や建設現場の生産性向上に貢献します。
※1 Mitsubishi Electric’s AI creates the State-of-the-ART in technologyの略。全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド。
CASE 01

i-Construction AI配筋検査システム

三菱電機では建設会社との「共創」により、現場の視点を取り入れ、より幅広く活用できるシステムを目指しています。
本システムは国土交通省が実施する「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト※2」でも現場検証を積み重ねてきました。
※2 内閣府・官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)の一環で実施。
◆「Maisart®」を活用したAI配筋計測技術で、画像から配筋を高精度で計測
ステレオカメラ搭載のAI配筋検査端末で撮影した画像から鉄筋の本数、径(太さ)、間隔を瞬時に自動計測します。AI配筋検査端末には天候や鉄筋の状態など、条件が異なる配筋画像を深層学習させたAIを実装したAI配筋計測技術を採用。鉄筋の検出率96.4%※3、鉄筋径の判別可能範囲 D10〜D51※4、鉄筋間隔の計測精度±5mmなど、高精度な配筋検査を実現します。従来、複数名で行っていた計測・検査を1名で実施することが可能となり、作業時間や手間の軽減を実現できます。
※3 当社計測実績
※4 撮影画像から鉄筋の径を判定。D10(径約10mm)からD51(同51mm)まで3mm単位で設定されている種類を判別可能。
ピンチで拡大できます

本記事に関連する製品・
サービス・技術