#20SDGsへの取組事例

GHG 排出量データ一元管理ソリューション

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 気候変動に具体的な政策を
サプライチェーン全体のGHG(温室効果ガス)排出量を見える化
世界的に脱炭素化が推進される中、国内企業でもCO2をはじめとしたGHG(GreenhouseGas:温室効果ガス)排出量削減の動きが加速しています。とりわけ製造業においては顧客企業からの要請や輸出先の法規制などにより、企業としての総排出量だけではなく、製品・サービス毎のGHG排出量の管理やレポーティングが求められています。三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)が開発したGHG排出量データ一元管理ソリューションは、ERP※1、MES※2、PLM※3などの各種システムとのデータ連携により、集計業務の負担を軽減しGHGの排出状況をダッシュボードで見える化。GHG排出量削減の分析を支援することで、世の中のGHG排出量削減に向けた取組みの推進に貢献します。
※1 Enterprise Resource Planning: 企業の持つ資金や人材、設備、資材、情報など様々な資源を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指すための業務ソフトウェアパッケージ。
※2 Manufacturing Execution System: 製造実行システム。製造業の生産現場で、製造工程の状態の把握や管理、作業者への指示や支援などを行う情報システム。
※3 Product Life-cycle Management: 製品の誕生から消滅までのライフサイクルを一元的に把握し、全体最適を目指して工程を統合的・横断的に管理するための情報システム。
CASE 01

GHG 排出量データ一元管理ソリューション「cocono」

cocono
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◆GHG排出量を人手を介さず収集し、製品別に算出可能

各拠点の管理サーバー等から、生産ラインの稼働実績や電力、空調、照明などエネルギー消費実績を収集し、製品別カーボンフットプリント※4を算出可能としています。
※4 カーボンフットプリント(CFP):二酸化炭素換算で集計したGHG排出量

◆視覚的に理解し易い専用ダッシュボード※5で、迅速かつ多角的な分析を支援

対象別の数値や変動などを、グラフなどで視覚的に分かり易く見せるダッシュボードを表示します。
※5 操作性の優れた専用ダッシュボードやレポート機能は、Scope3までカバー。本機能は株式会社ゼロボードのサービスとの連携により実現しています。

◆設計情報との連携により製品開発の上流工程から環境負荷低減策の検討が可能

製品設計時の部品情報(E-BOM※6)との連携により設計時点からGHG排出量削減の検討が可能。
※6 E-BOM(Engineering-Bill Of Materials):設計部品表