#25SDGsへの取組事例

測位衛星

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
いつでもどこでも利用できる安定した衛星測位サービスを実現
カーナビやスマートフォンなどで利用可能な位置情報のナビゲーション機能は、日常生活で多くの人に使用されています。正確なナビゲーションを可能にしているのが、人工衛星からの測位信号(電波)を使って、現在位置を知ることができる「衛星測位」の技術です。三菱電機は、この「衛星測位」の中心的役割をなす人工衛星「みちびき」の設計・製造を担当しています。2018年から始まった「みちびき」4機の体制での測位サービスにより、その測位精度は大きく向上し、サステナビリティの実現につながる新しい応用分野が、日々、開拓されています。
CASE 01

準天頂衛星みちびき

赤道に対して角度を持ちつつ、地球の自転と同じ周期で回る軌道を通る準天頂衛星。日本の天頂付近への滞在時間が長い軌道を通るため、GPS衛星と互換性を持つことによりこれまで測位が困難だった場所でも測位精度が向上します。
ピンチで拡大できます

◆真上から日本を見守る

山間部や都心の高層ビル街では、障害物に遮られて測位衛星の信号が届きにくくなります。準天頂衛星はその名のとおり、“準天頂軌道”と呼ばれる、日本のほぼ真上を通過する軌道を飛ぶため、衛星からの信号が受信しやすくなります。

◆GPSの役割を補完

準天頂衛星の重要な働きの1つに、GPSの補完があります。正確な位置を知るためには、GPS衛星が頭上に4機以上見えていることが理想的です。GPS衛星が3機しか見えない時でも、準天頂衛星を4機目のGPS衛星として活用することで測位精度を改善できます。これにより効率や精度が重要となる緊急通報、災害対策などがより正確な情報に基づいて提供できるようになります。準天頂衛星には、私たちの生活に直結するさまざまなメリットが期待されています。

◆GPSを補強し精度アップ

準天頂衛星のもう1つの働きとして、GPSから配信される信号を補強し測位精度を向上させるという役割があります。
GPSによる位置の特定ではさまざまな条件によって誤差が生じており、その誤差を補正するため、日本全国にある電子基準点を利用します。電子基準点は正確な位置がわかっており、かつGPSの測位信号を受信していますので、GPS信号の誤差を特定できます。その誤差から補正情報を作り、その情報を準天頂衛星から送ることによって、さらに精度のよい位置の特定が可能になります。