国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」が打ち上げられたら、ぜひ地上とのやりとりに注目。「きぼう」の宇宙飛行士に指示を出し、緊急時にはトラブルシュートにあたるのがJAXAつくば宇宙センターのフライトコントロールチーム。そのリーダー、フライトディレクター(FD)のひとりが松浦真弓さん。2008年2月に予定される土井飛行士の「きぼう」組み立てミッションでデビューする。どんな訓練を行っているのか、そもそもどんな仕事なの? 松浦さんにお聞きしました。
― 最近は、毎日どんなお仕事をされていますか?
松浦:まず「手順書作り」です。宇宙飛行中に、宇宙飛行士や地上のフライトコントローラー達が使うのが手順書で、その審査会が秋頃にあります。NASAやJAXAの担当者が中身に問題ないか、よってたかって審査する(笑)。その準備に追われています。
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