Factory Automation

IoT関連製品 NC Virtual Simulator

NC Virtual Simulatorは、製品設計から試作加工までのプロセスをデジタル化し、作業効率・生産性の向上に貢献する高精密シミュレータです。
NC Virtual Simulatorの活用により、従来は試作加工の段階で見つかっていた加工不良などが、設計段階で事前確認することができるようになり、試作加工工数の削減を実現します。

高精密なシミュレーションにより試作加工工数を削減

加工プログラムの検証や作業指示データの確認、加工ワークの傷分析等、多彩な機能により試作段階の課題発見・改善に貢献します。

試作加工シミュレーションイメージ

精度の高い加工時間の予測や、高速での加工プログラムの動作確認が可能

スムージングや加減速、サーボ応答遅れまで再現したデジタル位置データを利用し、精度の高い加工時間を予測できます。更に高精度な面形状を表現することにより、安全かつ高速に加工プログラムの動作確認が可能となります。
機械モデルを利用し、自動運転における機械干渉の確認も可能です。*2

ワークシミュレーション画像:加工時間を予測/工具軌跡の筋目まで確認可能*1/*1.部分表示機能
機械シミュレーション画像:機械の動きをデジタル上に再現、部品が鑑賞した場合は解消部分が赤色に変わり警告表示されます。/*2.オプション製品になりますので、ご要望の際は弊社担当窓口までお問い合わせください。

カラーマップや加工プログラム連携により、問題箇所を特定

①カラーマップ表示

速度/加速度/隣接する線分の速度差分等、各種データの変化量をカラーマップ表示します。
加工不良の発生箇所の特定に利用できます。

カラーマップ表示画像:隣接する線分との差異を可視化

②プログラム連携表示

シミュレーション形状の線分から対応する加工プログラムブロックの特定ができます。
カラーマップ表示にて見つけた問題のある線分について、加工プログラムの該当箇所の確認・修正が容易に行えます。

プログラム連携表示画像:任意のパスをクリック→加工プログラムの対応するブロックを表示

過去のシミュレーション結果と比較表示

シミュレーション結果を履歴として保持し、過去の結果と比較できる機能を搭載。NCパラメータなどの加工条件の違いによって加工結果がどのように変わったかを確認することができます。

シミュレーション比較画像

NC Trainer2 plusとの連携により機械設計シミュレーションが可能

NC Trainer2 plusと連携させることで、工作機械メーカー様の機械設計、ユーザPLC開発にも活用できます。NC Virtual Simulatorの機械シミュレーションを利用した動作確認が可能です。

ラダー設計、機械設計画像
NC Trainer2 plusとの連携画像

CADモデルを読み込み加工工程漏れ等のチェックに利用

製品CADモデル(STEP/STL)を読み込み、ワークシミュレーションと重ね合わせ表示することで、加工工程漏れ等のチェックに利用できます。

①シミュレーション実行後、「製品モデル選択」で製品CADモデルファイルを選択します。
製品CADモデルイメージ画像
②シミュレーション結果と製品CADモデルを重ね合わせて表示します。
重ね合わせ表示イメージ画像

動作環境

項目 内容
コンピュータ本体 クロック速度 2.66GHz 以上、2 コア 4 スレッド以上
(4 コア 8 スレッド以上推奨)のプロセッサを搭載したPC
メモリ 8GB 以上
ハードディスク空き容量 4GB 以上(但し、OS動作に必要な空き容量は除く)
OS Windows®10以降(64bit版)*3
インターフェース 10/100/1000M Ethernet
(ネットワーク接続版のみ)
USB1.1以上
ディスプレイ 解像度 HDTV(720p)(1280×720)以上のビデオアダプタ、
およびモニタ(同時発色 65536色以上、推奨 1677万色)
OpenGL4.5以降のディスプレイアダプターを搭載したPC
対応言語 日本語 / 英語
対象機械 マシニングセンタ
対応CNC M800VW/M800VS/M80V/M800W/M800S/M80シリーズ*4
  • *3.WOW64 使用
  • *4.M80VW、M80Wは対象外

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