Factory Automation

シーケンサ MELSEC-Lシリーズ 特長 ネットワーク

CC-Link IEフィールドネットワーク

ネットワークの立上げがパラメータ設定だけで簡単に実現LJ71GF11-T2

GX Works2を使って、ネットワークのパラメータをマスタ局1台に設定するだけで、全てのデバイス局との接続が簡単にできます。
また、システム変更時もパラメータを変更するだけで簡単に変更できます。

自由度の高いネットワークが構築可能LJ71GF11-T2

スター型、ライン型、スター・ライン混在型、リング型のネットワークを構築可能で、自由にフィールド機器を設置できます。HUBを使用する場合*1も、空きポートにケーブルをつなぐだけで簡単にネットワーク構築が可能で、設備の追加時やリレイアウト時の対応が容易になります。

  • *1.HUBを使用できるのは、スター型、ライン型、スター・ライン混在型のネットワークのみで、リング型には使用できません。

■ネットワーク配線例

CC-Link IEフィールドネットワークのリモート局として機能LJ72GF15-T2

CC-Link IEフィールドネットワークヘッドユニットは、Lシリーズの各種I/Oユニット、インテリジェント機能ユニットが装着できます。
CC-Link IEフィールドネットワークのリモート局として、I/Oユニットやインテリジェント機能ユニットなどの柔軟な構成と、装置の省配線化、省スペース化ができます。

CC-Link IEフィールドネットワークヘッドユニットに装着可能なユニット一覧

品 名
入出力ユニット 入力、出力、入出力混合
マルチ入力ユニット マルチ入力(電圧/電流/温度)
アナログユニット アナログ入力、アナログ出力、アナログ入出力
温度入力ユニット 測温抵抗体入力
温度調節ユニット
シンプルモーションユニット
位置決めユニット
高速カウンタユニット
ネットワークユニット CC-Link、AnyWireASLINK
シリアルコミュニケーション

RAS機能で異常情報を集中管理LJ72GF15-T2

リモート局内でエラーが発生した場合、エラー履歴をCC-Link IEフィールドネットワークヘッドユニットのラッチエリアへ保存後、瞬時にネットワークを介してマスタ局に通知します。
システムの電源が落ちても、ラッチエリアにエラー履歴が残るため、トラブル箇所が容易に特定でき、ダウンタイムを最小限に抑えます。

CC-Link

CC-Linkで豊富な機器と接続

オープンネットワークCC-Linkの豊富な機器を使って制御に合わせたシステムを構築できます。
CC-Link Ver.2.0に対応しているため、大容量のデータ通信が要求される分野でも活用できます。

ローカル局時の伝送速度設定が不要

[伝送速度自動追従機能]
ローカル局として使用する場合、伝送速度設定をマスタ局に合わせて自動で追従するため、ローカル局側で設定をする必要がありません。
動作中の伝送速度は、ユニット前面のLEDで確認できます。

AnyWireASLINK

センサの入出力をシーケンサとリンク

超小型のセンサを自在に配置し、512点の入出力を制御できます。
また、センサの電源を、通信用のAnyWireASLINK伝送ライン(2線)で供給できるので、センサの追加も容易です。
さらに、センサの断線検知やリモートユニットの設定などを、エンジニアリングソフトウェアGX Works2にて一括して管理でき、エンジニアリング工数を大幅に節約できます。

■ 基本構成

AnyWireASLINKは、負荷電流に応じて2線式と4線式のリモートユニットを選択いただけます。2線式に加え、ローカル電源を入れることで4線式との混在が可能となります。

■ 2線式タイプ

負荷電流が少ない場合、非絶縁タイプの2線式リモートユニットを使用することで、ローカル給電不要で簡便な配線が可能。

[2線式タイプでの構成(ローカル給電なし)]

■ 4線式タイプ

絶縁タイプの4線式リモートユニットを使用することで、ローカル給電が可能となり、負荷電流が多い用途に対応可能。

[2線式/4線式タイプ混在での構成(ローカル給電あり)]

ちょこ停(一時的な動作停止)の予防

センサ情報を監視、保存したり、パラメータを変更することが可能です。
この機能により、ちょこ停を未然に防ぐ「予防保全」が実現できます。

センサシステムの調整工数削減・トレーサビリティーを実現

多数のセンサを検知レベルで調整を行ったり、設定値を記録する作業には膨大な工数が必要です。AnyWireASLINKは、パソコンまたはGOT(HMI)から一括で検知レベルを設定したり、設定値の保存が可能です。センサシステムにおけるトレーサビリティーを実現します。

iQ Sensor Solution(iQSS)の詳細はこちら

AnyWireASLINKの詳細はこちら

AnyWire DB A20

高速・長距離伝送に特化したエコロジー対応の省配線システムを実現

専用フラットケーブル、汎用VCTFケーブル、汎用単線ケーブルなど多様なケーブルに対応しています。独自の伝送方式により分岐制限がほとんどなく、トロリーレールや伝送用スリップリングにも対応し、工場内の中~小規模省配線に適したシステムを構築できます。
リモートI/O、アナログ、温度・湿度ターミナル、ポカよけターミナルなど多種多様な機器に対応しています。

  • *2.株式会社エニイワイヤ製製品名

最大128台のリモートユニットを接続

最大128台のリモートユニットを接続し、最大1024点(入力512点/出力512点)のI/O制御が行えます。
また伝送距離は、パラメータのSW設定で50m/200m/1km/3kmから簡単に設定できます。

SSCNETⅢ/H

SSCNETⅢ/Hのリモート局として機能

SSCNETⅢ/Hヘッドユニットは、MELSEC-Lシリーズの入出力ユニットおよびインテリジェント機能ユニットを、SSCNETⅢ/Hに接続するためのユニットです。
モーションコントローラのリモート局として、I/Oユニットやインテリジェント機能ユニットなどの柔軟な構成と、装置の省配線化、省スペース化ができます。
また、サイクリック伝送により、SSCNETⅢ/Hヘッドユニットに装着したユニットを、モーションコントローラの入出力のように使用できます。

■ SSCNETⅢ/Hヘッドユニットに装着可能なユニット一覧

品 名
入出力ユニット 入力、出力、入出力混合
マルチ入力ユニット マルチ入力(電圧/電流/温度)
アナログユニット アナログ入力、アナログ出力、アナログ入出力
温度入力ユニット 測温抵抗体入力
高速カウンタユニット

■ 対応モーションコントローラ

分 類 形 名
モーションCPU Q172DSCPU
Q173DSCPU
スタンドアローンモーションコントローラ Q170MSCPU

Ethernet

相手機器からCPUユニットのデータを収集/変更

[ SLMP(MCプロトコル)交信*3
SLMPは、Ethernet を使用して相手機器からSLMP対応機器にアクセスするためのプロトコルです。SLMPの制御手順で伝文を送受信できる機器であれば、SLMPによる交信ができます。(従来のMCプロトコルも対応しています。)

  • *3.シリアルNo.の上5桁が“15042”以降で使用できます。

[ MELSOFT接続 ]
プログラミングツールのGX Works2など各種MELSOFT製品を接続できます。
また、別売の通信支援ツール(MX Component)を使用することで、細かなプロトコル(送受信手順)を意識せずに上位システム側の通信プログラムを作成できます。

BACnet®やMODBUS®/TCPとも簡単に接続

[ 通信プロトコル支援機能 ]
GX Works2の通信プロトコル支援機能で、相手機器との通信に必要なプロトコルの設定が簡単に行えます。

  • 通信プロトコルライブラリから選択する方法
    あらかじめ用意されたプロトコルを選択することで、相手機器との交信を簡単に行うことができます。通信プロトコルライブラリは、SLMP、MODBUS®/TCP、BACnet®クライアント機能に対応しています。
  • 任意に作成、編集する方法
    通信プロトコル支援ツールで、任意のプロトコルを作成することで、相手機器に合わせたプロトコルでデータ交信できます。

シリアルコミュニケーション

通信したい機器とすぐに接続

GX Works2の通信プロトコル支援機能で、相手機器との通信に必要なプロトコルの設定が簡単に行えます。
また、通信プロトコルライブラリから通信したい機器を選択するだけですぐに接続できます。

通信プロトコルの作成・編集が簡単

通信プロトコルライブラリにない接続機器でも、簡単にプロトコルを作成して通信できます。
作成した通信プロトコルの内容が一覧で確認できるため、編集も簡単に行えます。