電圧変動等によるバックアップ動作への切替回数を削減。不要なバッテリ電力の消費を抑制し、バッテリ残量不足を防ぎます。
停電や瞬低の発生時に無瞬断でバックアップ運転に移行。シーケンサ、パソコン、制御機器での電源障害対策や、マグネットスイッチ、ミニチュアリレーの電源保護に最適です。
UPSのアクティブフィルタ機能が、無効電力、高調波電流を抑制し力率を改善します。
入力電源からの高調波、サージ・ノイズ等を含む乱れた電圧波形を、クリーンな正弦波にします。
3レベルインバータ化により電源品質を維持しながらも総合効率91%を実現しました。
出力電圧を100~120Vまで1V単位で設定可能です。
※工場出荷時設定は100Vです。
入力電圧や周波数に影響されることなく、任意の電圧・周波数で出力することができます。
UPS起動時に出力電圧を徐々に上げながら負荷に印加することで、突入電流の抑制が可能です。
電源印加時の大きな突入電流によるFA機器のトラブルを防止します。
※1~3頁はUPS設定ソフト「UPSSET」で簡単に設定できます。
バッテリが寿命・劣化状態でも、また商用電源がない場合でも、UPS起動が可能です。(※)
特長 | 注意点 | |
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商用起動 (ホットスタート) |
バッテリが寿命・劣化状態でも商用給電がある場合、UPSの起動が可能です。 | 商用電源がない場合はUPS起動不可となります。 (非常電源としてはお使い頂けません) |
バッテリ劣化状態でUPS運転が可能の為、定期的なセルフテスト、UPS警報の信号出力をお勧めします。 | ||
バッテリ起動 (コールドスタート) |
商用電源が無い場合でもバッテリから給電しUPSが起動、接続機器への給電が可能です。 【用途】 ①電源工事施工前の現場での負荷機器の立ち上げ ②停電時の非常電源 |
バッテリ容量低下・劣化の場合は起動不可となります。 |
※対象機種:FW-S10-2.0K,3.0K,5.0K,FW-S10L-0.7K,1.0K,3.0K,FW-S10R-1.5K
(FW-S10(C)-0.7K,1.0K,1.5Kは商用起動のみ対応しております。)
※力率0.7、初期特性、周囲温度25℃
【0.7kVA,1.0kVA,1.5kVA】
【1.5kVA(ラックタイプ)】
【2.0kVA,3.0kVA】
【5.0kVA】
外部信号端子への接続部に差込端子台を採用。
電線の先端を接続穴に差し込むことで配線が可能です。
各入出力信号を用いることで、UPSの効率的な運用やUPS、負荷の状態監視が可能です。
機能 | ||
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出力信号 | ①UPS警報 | 過負荷、バッテリ劣化、内部回路異常時等に出力します。 |
②バックアップ運転 (バッテリ運転信号) |
バックアップ運転中に出力します | |
③放電終止予告 (バッテリ容量低下信号) |
バックアップ運転中にバッテリ残量が低下した場合に出力します。 | |
④バイパス状態 | バイパス運転中に出力します。 | |
⑤瞬低警報 | 瞬時電圧低下発生時に出力します。 | |
⑥電力超過 | 設定電力を超過した場合に出力します。 | |
入力信号 | ①UPSシャットダウン信号 | バックアップ運転中に信号入力されるとUPSは停止します。 |
②非常停止信号 | UPS出力を停止します。 | |
③バイパス切替 | UPS運転からバイパス運転に切替わります。 | |
④リモートON/OFF | UPSを遠隔からON/OFFさせることが可能です。 | |
⑤ブレーカ連動 | ブレーカの補助・警報スイッチ信号の入力によりブレーカ操作に連動しUPSをON/OFFできます。 |
※UPS出力の停止状態で外部信号をテスト出力することが可能です。
また、外部出力信号の1点はAC100V定格の無電圧a接点出力ですので、表示ランプ等の直接操作が可能です。
設定ソフトウェア「UPSSET」にてパターン設定、個別設定することができます。
ブレーカの警報スイッチ(AL)と補助スイッチ(AX)をUPSに接続し、以下を自動で識別します。
①停電、ブレーカトリップ時⇒電源供給(バックアップ)を続ける
②手動でブレーカOFF時⇒UPSを停止する(バックアップに移行しない)
③手動でブレーカON時⇒UPSを通常運転する
夜間や計画停電、定期点検時にブレーカに連動したUPS操作が可能です。
瞬低警報は、任意の瞬低電圧、瞬停時間を設定し、異常時に検出。
履歴機能で各検知回数が確認できます。
電源環境の確認、製造品質(不良品等)や装置稼動状況との関連把握に有効です。