対応機種
パソコン、サーバに加え三菱シーケンサなどのFA機器からネットワーク経由でUPS監視・制御を可能にするオプションボードです。
(注)FW-S10(C)-0.7K/1.0K/1.5Kは対応しておりません。
システム構成例(サーバ)
<監視>従来の計測情報や異常情報に加え、バッテリ劣化状態や、瞬低履歴の情報が確認できるようになり、異常発生時の早期トラブル解決に貢献します。
<設定・制御>
ネットワーク設定、UPS設定、電子メールなどの各種設定やUPSの起動停止、UPSテスト実施などの制御が可能です。
市販のSNMP管理ツールを使用して、UPSの監視・制御が可能です。
停電発生時及びUPS異常発生時にシャットダウンソフトウェア「FreqShutd」(バージョン3.0.0以降)にてパソコンやサーバのシャットダウンが可能です。
注1)「FreqShutd」でシャットダウンできるパソコン、サーバは10台までです。
注2)「FreqShutd」(Windows版)が動作するためにはユーザがログインしておくことが必要です。
「FreqShutd」は以下より無償でダウンロード可能です。
ネットワークボードFW-AEB用シャットダウンソフトウェア ダウンロードページ
使用上の注意
ネットワークボードFW-AEBとFREQSHIP及びFREQSHIP-miniは同時にお使いいただけません。
ファームウェアアップデート
FW-AEBのファームウェアを最新バージョンにアップデートできます。
お客様のお持ちのPCを用いて、ネットワーク経由でアップデート可能です。
ファイルをダウンロード、解凍後に取扱説明書の手順に従いアップデートを実施してください。
ネットワークボードFW-AEB用アップデートソフトウェア ダウンロードページ
MODBUS TCP / SLMPプロトコルによりシーケンサからの監視・制御が可能となります。
シーケンサとの接続例
対応機種
UPSをネットワーク(Ethernet)に直接接続し、パソコン等からネットワーク経由でUPSへのアクセスを可能にするオプションボードです。
(注)FW-Sシリーズは、FW-S10-2.0K,3.0K,5.0K、FW-S10L-0.7K,1.0K,3.0K,FW-S10R-1.5Kのみ対応しています。
ブラウザでUPSの状態監視や制御が行えます。
ユーザログイン機能による不正アクセス防止
管理者ユーザはすべての機能が使用できますが、一般ユーザは表示とパスワード設定機能のみ使用できます。
1 表示:UPSや計測した電源の状態、イベントログ等が表示できます。
2 設定:IPアドレス、SNMP、SNTP、メール等のネットワーク設定やUPSの機能設定、スケジュールによる起動/停止設定等が行えます。(IPアドレス変更後はパソコンのIPアドレス設定変更が必要となる場合があります。)
3 制御:UPSの起動/停止、セルフテスト等が行えます。
4 保守:FW-AWB-Aのリセットや初期化が行えます。
タイムサーバ(SNTP)による時刻同期
ネットワーク上にタイムサーバがある場合は時刻同期ができます。機器ごとの時刻ずれが無くなり、正確なスケジュール運用が可能です。
SNMPによる簡易UPS監視制御
市販のSNMPマネージャソフトウェアを使用して、UPSの監視・制御が行えます。停電等のイベント発生時にはTrap発行によるリアルタイムな状態把握が可能です。
メールによる通報
メールによりイベントを通報することができます。
※POP Before SMTPには非対応です。
PowerMonitor for FREQUPS<有償>
付属CDに大型UPS(MELUPSシリーズ)他で実績のあるUPS管理ツールPowerMonitor for FREQUPS(ライセンス別売:FW-PF1-W1,FW-PF1-U1)を用意しています。
停電時にネットワーク経由で複数のパソコンをシャットダウンでき、また、UPS状態の管理、イベントログ管理、シャットダウン時のスクリプト実行などもサポートします。
FreqShutd(Windows版)<無償>
停電時の簡易シャットダウンに対しては、無償管理ソフトウェアFreqShutdをお使いいただけます。停電時にネットワーク経由で複数のパソコンをシャットダウンできます。
注1)FreqShutdでシャットダウンさせることができるサーバは10台までです。
注2)FreqShutdが動作するためにはユーザがログインしておくことが必要です。
FreqShutdは三菱電機FAサイトからフリーでダウンロード可能です。
シャットダウンのみの機能でよい場合には有償ソフトウェアを用意する必要はありません。
使用上の注意
ファームウェアアップデート
FW-AWB-Aのファームウェアを、最新バージョンにアップデートできます。
お客様のお持ちのPCを用いて、ネットワーク経由でアップデート可能です。
ファイルをダウンロード、解凍後、手順書に従いソフトウェアのアップデートを行ってください。
Web/SNMPボードFW-AWB-A用アップデートソフトウェア ダウンロードページ
対応機種
2個の拡張シリアル通信ポートにより、UPSの監視・制御を行うことができます。
(注)FW-Sシリーズは、FW-S10-2.0K,3.0K,5.0K、FW-S10L-0.7K,1.0K,3.0K,FW-S10R-1.5Kのみ対応しています。
本ボードによりRS-232Cポートを2ポート増設します。UPS本体のRS-232C 1ポートと合わせ最大3台のサーバやパソコンを接続できます。マルチサーバ構成によるシャットダウンなどUPS管理に最適です。
注1)自動シャットダウン、モニタ管理、イベント管理など総合的な管理をする場合は管理ソフトウェア「FREQSHIP」(有償)が必要です。
注2)自動シャットダウンのみの場合には自動シャットダウンソフトウェア「FREQSHIP-mini」(無償)が必要です。
複数のUPSを1台のUPSのように連動させることで、電源容量の増強を可能にします。
使用例として、各UPSに本ボードを増設し、マスタ局UPSとスレーブ局UPSのFW-AMB間を通信ケーブルで接続します。
マスタ局に接続されているUPSの起動、停止に連動してスレーブ局のUPSも起動、停止します。
サーバ側の管理ソフトウェア「FREQSHIP」(有償)で停電時のUPSシャットダウン設定をしている場合には、停電が発生するとマスタ側のUPSシャットダウンに連動してスレーブ側のUPSもシャットダウンします。
※)本機能を使った場合でも、複数のUPSから同一の負荷(サーバ)に対し、電力を供給することはできません。
(例)1.0kVAのUPS2台を使用して2.0kVAのサーバをバックアップすることはできません。
対応機種
UPSの状態を外部信号として出力し、またUPSの出力制御を外部信号として入力できるボードです。
シーケンサ等からの信号を取り込み、UPSの監視や表示ランプ点灯の回路を構築することで、UPSの状態を確認することが可能になります。
(注)FW-Sシリーズは、FW-S10-2.0K,3.0K,5.0K、FW-S10L-0.7K,1.0K,3.0K,FW-S10R-1.5Kのみ対応しています。
UPSの状態を外部信号として出力することで、UPSの状態監視が可能になります。
①UPS警報 | : | UPS異常時や警報発生で動作します。 |
②バックアップ運転 | : | バッテリからの電源供給時に動作します。 |
③バッテリ電圧低下(放電終止予告) | ||
: | バックアップ運転動作中にバッテリの電圧が低下した時に動作します。 | |
④入力電源異常 | : | 入力電圧異常、停電、入力周波数異常で動作します。 |
⑤バイパス動作(※) | : | UPSがバイパス運転になった時に動作します。 |
⑥起動準備完了 | : | 電源投入後の起動完了にて動作します。 |
外部信号を入力することで、
UPSの出力制御が可能になります。(※)
⑦OUT1(ON/OFF) | : | UPSの出力OUTPUT1の状態を決定する信号です。 (ON:閉、OFF:開) |
⑧OUT2(ON/OFF) | : | UPSの出力OUTPUT2の状態を決定する信号です。 (ON:閉、OFF:開) |
⑨OUT制御 | : | ⑦⑧信号の状態に基づいて制御する信号です。 (有効:閉、無効:開) |
⑩UPS ON | : | UPSの出力を開始します。(パルス入力) |
⑪バイパス切替(※) | : | UPS運転とバイパス運転の切替を行います。 (バイパス運転:閉、通常運転:開) |
※FW-Sシリーズでは⑦、⑧は対応しておりません。
PSの状態・警報をシリアル通信にて確認できます。
「FREQSHIP」と組合せることでハイレベルな電源管理が可能です。
(注)「FREQSHIP」に同梱されているケーブルはピンアサインが異なるため使用できません。
⑫シリアル通信信号 |
※本信号はFW-S,FW-V用です。④入力電源異常、⑩UPS ONと兼用することはできません。
UPS本体のディップスイッチにて切り替えて使用します。
対応機種
UPSからの信号を8つの信号ポートに分配して出力することができますので、1台のUPSで8台のコンピュータをシャットダウンさせることができます。
また各ユニットを最大5台まで接続することもできますので、8台以上のコンピュータを使用している場合でもシャットダウンさせることができます。
「FW-UES」はD-sub9ピンのコネクタを8個装備、各ポートとコンピュータを通信ケーブル(FW-SDC-A)で接続することにより、1台のUPSから出力された信号を各コンピュータに分配できます。これにより電源異常時に最大8台のコンピュータをシャットダウンさせることができます。
【注意】
「FW-UES」を利用してOSの自動シャットダウンを行う場合、OSにシャットダウンソフト「FREQSHIP-mini」をインストールする必要があります。WindowsNTであれば、UPSサービスの設定だけで使用できます。
1台の「FW-UES」にさらに「FW-UES」を接続(カスケード接続)することによって、1台のUPSから出力された信号を8台だけでなく数十台ものコンピュータに分配する事ができます。
さまざまなOSが混在しているシステムでも、1台の「FW-UES」でまとめてシャットダウンさせることができます。
「FW-UES」は「FREQSHIP-mini」や、OSのUPSサービスと通信するので、接続しているサーバのOSが何であっても「FREQSHIP-mini」もしくはOSのUPSサービスが動いていれば「FW-UES」でシャットダウンさせることができます。
Web/SNMPボード「FW-AWB-A」などを利用すれば、ネットワーク経由でUPSの状態監視や各種設定が行えるので、ハイレベルな電源管理はネットワーク経由で行い、確実性の求められるシャットダウン処理は「FW-UES」から行う、といったシステム構築が可能です。
【注意】
「FW-UES」のポートでは、FREQSHIP-miniによる停電時シャットダウンや、WindowsNT/NetWareなどOS標準のUPSサービスを利用したシャットダウンのみ行えます。UPS管理ソフトウェア「FREQSHIP」を利用した電源管理にはご利用できませんのでご注意ください。