紙、フィルム、消耗材の専門商社として書籍・雑誌、食品パッケージなどに使用される一般紙から特殊機能用紙に至る「紙」全般や、外食産業向け業務用備品などの調達・販売を手がけるオザックス株式会社。同社は、IT 全体の構造改革の一環として三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)が提案したデータ連携プラットフォーム「Informatica Data Integration Hub」を導入し、基幹システムや業務システムを疎結合でつなぐ情報統合基盤を構築しました。併せて、データ品質プラットフォーム「Informatica Data Quality」を活用し、マスターデータを一元化して全社共通の「ゴールデンマスター」を整備。オフコンからオープン系システムに移行しながら、情報統合基盤への集約を進めています。今後、分析、AI、IoT などの機能を情報統合基盤に取り込みながらIT 環境の高度化を進めていく計画です。
データ連携プラットフォームの選定にあたり、オザックスは、RFPを2017年2月に作成してMINDを含む5社のITベンダーに提案を依頼。その結果、プロジェクト推進力、導入実績、中核となる製品の特長などを評価してMINDと同社が提案した「Informatica Data Integration Hub(DIH)」と「Informatica Data Quality(DQ)」の採用を決めました。
Informatica Data Quality(以下、Data Quality)は企業内のあらゆるデータの品質向上を目的としたソフトウェアです。業務担当者や開発者が使いやすいGUIベースの各種ツールを提供し、データの分析や標準化、クレンジング、マッチングなどを実施できます。また、Informatica PowerCenter(以下、PowerCenter)と連携することで、データ品質を向上させながら、企業内外のデータとの統合を行うことも可能です。