銅を中心とした非鉄金属素材や付加価値の高い機能材料・製品の提供を通じて、豊かな社会の構築に貢献する三菱マテリアル株式会社。同社はデータを活用したデジタル化戦略の推進に向けて、クラウドデータ管理プラットフォーム「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」を導入し、NRIデジタル株式会社、三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)とともにデータ連携基盤とアプリケーション連携基盤を構築しました。これらの連携基盤は現在、三菱マテリアルグループが取り組むDX戦略や、事業カンパニーで新たなビジネスやサービスの創出に活用されています。
「IDMCの採用理由は、コンポーネントに含まれるデータ連携ソリューションのInformatica Data Integration HUBが1対多の疎結合に対応し、複数のソースからデータを集約できる機能を有しているからです。NRIデジタルは、IDMCを提案した複数のベンダーの中でも、構築実績、コスト、体制、技術力の面で秀でており、総合的な判断によって採用を決めました。特に技術面や体制面においては、バックグランドに実績豊富なMINDの存在があることも評価のポイントになりました」(菊池氏)
プロジェクトでは、2021年5月から8月にかけてデータ連携基盤(Informatica Cloud Data Integration HUB)、10月から12月にかけてアプリケーション連携基盤(Informatica Cloud Application Integration)を構築。2022年1月より各基盤上でのシステム連携開発を開始しました。加工事業カンパニー戦略本部 加工DX推進部の白根達也氏は次のように語ります。