三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)本社のショールーム「Find@MIND」がリニューアルしました。新しいショールームは高品質な動画配信や製作が可能になりました。今回のリニューアルのコンセプトや今後の運営方針について伺いました。
本格的なスタジオ機能でオンラインデモやウェビナーの配信が可能に
東京・田町のMIND本社5Fにあるショールーム「Find@MIND」が2021年11月にリニューアルしました。新ショールームは、動画撮影や配信を行うための本格的なスタジオ機能を備えています。今回のリニューアルの狙いについて、戦略営業推進部長の坂東猛氏は次のように語ります。
「MINDでは2年ほど前から、独自のYouTubeチャンネルを開設するなどしてデジタルマーケティングを強化してきました。最近ではテレワークの普及でお客様の働き方も変化し、オンラインでの情報提供に対するニーズが高まっています。こうした状況に合わせてFind@MINDもウェビナーなど動画コンテンツの収録や配信が可能なスタジオへと生まれ変わりました」
戦略営業推進部 営業企画課 課長代理の坂口雅史氏は、マーケティング活動の初期段階では動画のニーズが高いと話します。
「お客様が製品の情報収集をする際、初期段階ではリアルよりもバーチャルで行う比率が高いといわれています。気軽に視聴できる配信イベントや分かりやすいYouTube動画を増やすことで、検討の初期段階でお客様と接する間口を広げたいと考えています」
本格的なスタジオ機能を備える一方で、リアルなモノに触れられる展示スペースも維持されます。
「MINDには、実際に操作していただくことが重要な製品も数多くありますから、リアルで体験していただくところと、バーチャルで見ていただくところを組み合わせたハイブリッドなショールームとしました」(坂東氏)
ハイブリッド・ショールームの可能性は無限大
新しいショールームでは対面型のリアルイベントをネットで同時配信することも可能です。 戦略営業推進部 営業企画課の立林亜貴氏はユーザー会などのイベントに、より多くの人が参加できるようになることを期待しています。
「今までのイベントは当日ご来場いただける方だけが対象でした。これからは現地参加に加えて、オンライン参加や後で動画を見るなど、お客様の都合に合った形で参加していただけます」
そのほかにも、生中継によるデータセンターや各種オペレーションセンターのバーチャル見学、パートナー企業による配信など、多彩な活用法が考えられています。
「ハイブリッド・ショールームの活用範囲は無限大だと思います。今後は、様々な企画をご用意して、お客様にとって価値のある情報を発信していく場にしたいと考えています」(坂東氏)
- ※本記事は、情報誌「MELTOPIA(No.258)」に掲載した内容を転載したものです。