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省エネ性能、最大5倍
三菱電機のヒートポンプ技術をヨーロッパの空調に。
(2014年3月現在)

結果はインターナルテストにおいて、出力エネルギーを入力エネルギーで割って換算されています。外気温度が10℃で内気温度が21℃の場合、ガスボイラーシステム(従来型の放熱器を使用)の省エネルギー性は0.6から0.8、ファンコイルユニット付きのATWシステムの省エネ性は4.8から5.2の値でした。実際の数値は使用環境やその他の状況によって変わる可能性があります。

ヒートポンプ技術とは。

室外機と室内機を通る冷媒に熱を運ばせるものです。冷媒を膨張させると、冷媒の温度が下がります。外気温以下まで下げれば、外気から冷媒に熱が移ります。熱を回収した冷媒を圧縮すると高い温度を持ち、暖房の熱となります。この循環によって、繰り返し、外気の熱を室内に運びます。ヒートポンプ技術はエネルギー効率の高い空調を実現します。 ヒートポンプの原理

住宅型空調冷熱システム評価施設

この施設は英国スコットランドにあり、ヒートポンプ関連製品の実環境での運用特性、輻射空調の快適性などの評価に活用します。2つの評価施設は英国で最も標準的な戸建て住宅仕様となっています。

ヒートポンプ採用棟

欧州住宅用ヒートポンプ
熱源暖房・給湯(ATW)システム


ワイヤレスリモコン付き三菱電機ヒートポンプ「Ecodan System」が装備されています。戸外に置かれた一体構造式ヒートポンプが、外気の熱を冷媒と水を介して建物内に取り込みます。室内、戸外の設備どちらにもセンサーが取り付けられていて、エネルギー消費、変換熱量と、その他関係する要因を計測します。

  • ヒートポンプ室外機ヒートポンプ室外機
  • 放熱器放熱器
  • 温水タンク温水タンク
  • 廊下廊下
  • リビングリビング
  • 階段階段
  • 寝室寝室
  • 浴室浴室

コントロールルーム

2階建て、3ベッドルームの一戸建て住宅は同一仕様で、スコットランドの厳しい建築基準に準拠し、英国の標準的かつ現代的な住居となっています。どちらの住宅にも、室内、戸外、壁内にセンサーが設置されていて、建物全体の暖房システム効率、設備の耐久性、エネルギー効率に影響を与えるすべての要因を計測しています。

すべてのセンサーは、コントロールルームにつながれています。そこには、長期データを集めて保存したり、リアルタイムにデータを見ることのできる最先端のデータ収集システムが収められています。

センサー

ガスボイラー採用棟と同様に、ヒートポンプ採用棟にもセンサーが設置され、広範囲に建物に関する数値の計測が行われています。高効率の三菱電機ヒートポンプは、多くのセンサーによってモニタリングされています。記録される重要な性能(省エネ)評価データは、設備の運用に役立つリアルタイムの情報を供給しています。また、当社研究員は、より良い次世代製品をデザインし、テスト、製造するために、この情報を活用しています。それぞれの建物に設置された700以上の各種センサーが温度、湿度、エネルギー消費量を計測しています。これらのセンサーは、住宅のエネルギー効率を計算するのに必要な有益で正確なリアルタイムデータを、最大で1秒間に4回計測し、24時間、365日休みなく記録し続けます。

ガスボイラー採用棟

ガスボイラーを使った複合暖房システム

この施設は、現在英国で最も普及している従来型の暖房システムを採用しています。
ガスボイラー - 復水ボイラーは、二階の温水タンクと各部屋に設置された従来型の放熱器につながった構成になっています。

  • ガスボイラーガスボイラー
  • 放熱器放熱器
  • 温水タンク温水タンク
  • 廊下廊下
  • リビングリビング
  • 寝室寝室
  • 浴室浴室
  • 階段階段

住宅型空調冷熱システム評価施設の概要

所在地 Nettlehill Road, Houstoun Industrial Estate,Livingston,EH54 5EQ, Scotland, U.K.(M-ACE敷地内)
面積 建築面積120.46㎡(1軒60.23㎡)、延床面積189.2㎡(1軒94.6㎡)
用途 欧州市場向け空調冷熱システム最適設計のための実稼働データ収集・分析・評価
稼働開始 2013年7月12日
投資額 約70万ポンド(約1億円)
主要設備 ・2階建 住宅型空調冷熱システム評価施設2軒(各3部屋)、制御室
・温湿度及び機器運転状況モニタリングセンサー設置(2軒合計1,400点)
・空調仕様として、評価施設に別々の温水型暖房設備を設置
(ガスボイラー・ヒートポンプシステム)

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