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換気送風機用プロペラファン低騒音化技術 目指したのは、さらなる静けさ。「気流」と「音」を見る2つの技術が、換気用プロペラファンのカタチを変える。

1 さらなる低騒音化を求められている換気送風機。

2003年の建築基準法の改正によって、常時換気設備の設置が義務づけられ、24時間換気を行うケースが増えています。
その中で、換気送風機の低騒音化を求める声も増大。
“常時回り続けるファン”の音をいかに抑えるかが大きな課題となっていました。

2 気流を視覚化する「流体シミュレーション」と、音を視覚化する「音響ホログラフィ法」。

流体シミュレーション/音響ホログラフィ法

三菱電機は今回、新たに気流と音の可視化技術を駆使し、当社従来比で5デシベル(※)の低騒音化を実現する換気送風機用プロペラファンの開発に成功しました。
その可視化技術の1つが「流体シミュレーション」で、ファンが回ることによって発生する「気流」を視覚化する技術です。
複雑な風の流れを把握し、発生する渦の変動を解明することで、騒音源の特定につなげていきました。
そして、もう1つの可視化技術が「音響ホログラフィ法」。
これは、複数のマイクを使って「音」を測り、視覚化する技術。
この「音響ホログラフィ法」と「流体シミュレーション」を効率的に組み合わせることで騒音源の特定にいたりました。

(※) EF-30BSB3(従来品)とEWF-30BSA(新商品)との比較。

3 50年の経験から生まれたより静かな換気用プロペラファン。

ダブリュキューブファン 音の発生元を特定することができても、そのままファンの形状に反映させるのはとても難しいことでした。
風を制御して騒音を減らすにはどんな形状がベストなのか。そのパターンは数限りなくあり、羽の湾曲が微妙に異なるだけでも効果は大きく変わります。
最適な形状を作り上げるために必要だったのは、三菱電機が50年に渡って積み重ねてきた経験。数多くの技術者によって蓄積され、受け継がれてきた知識やデータ、ノウハウでした。気流と音の2つの可視化技術と長年の知識や経験が融合したからこそ、短期間で大幅な低騒音化を実現することができたのです。

4 新しいファン開発手法による、ジャンルを超えた製品展開。

今回開発されたプロペラファンは、今後さまざまな分野で活用していく予定です。 プロペラファンといえば、まず換気扇やエアコンの室外機などが思い浮かぶと思いますが、その他にも冷却の目的で電気機器やパワーエレクトロニクス機器など、意外と多くのものに内蔵されているのです。
それぞれのプロペラファンは形状、気流の流れ、音の発生源がすべて異なりますが、「流体シミュレーション」や「音響ホログラフィ法」、さらには今回の開発で得たノウハウは、換気送風機用ファンに限らず、さまざまな分野に適用できると考えています。
新しいプロペラファン開発手法は、今後さらに磨きをかけ、ジャンルを超え、時代に合った未来の製品づくりに役立てていきます。