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高精度望遠鏡技術 ハワイ島マウナケア山頂から星空を見つめる「すばる望遠鏡」。三菱電機が支える世界最高水準の天体観測システムが、宇宙の謎を解き明かす。

1 多くの先進技術が結集した「すばる望遠鏡」。

直径8.2m、厚さ20cmの主鏡を持ち、一枚鏡の反射望遠鏡としては世界最大級となる「すばる望遠鏡」。この巨大な望遠鏡は、日本の国立天文台管轄のもと、天体観測の最適地とされるハワイ島マウナケア山頂(標高4,200m)に設置されています。
多くの先進技術が結集したこの望遠鏡は、観測開始以来数多くの星々を見つめ、その優れた集光力と解像力により、宇宙の謎に迫るいくつもの成果を挙げてきました。

直径8.2mの主鏡

3 130億光年先の天体を捉えて、逃さない。

「すばる望遠鏡」がこれまでに見つけた最も遠い天体は、130億光年の彼方にある銀河。光が130億年かけてやっと届くような、途方もない距離にある天体を観測することができます。
また、星を捉える能力にも優れ、動きの速い彗星などの小天体の観測にも威力を発揮。その秘密は、100分の7秒角(1秒角は360分の1)という超高精度追尾性能を持つモーターにあります。
望遠鏡を回転させながら追尾し続けるこのモーターは、例えば、富士山頂で転がるゴルフボールさえも、東京から中心を外さずに追尾できるほどの精度。一度捉えたら、どんな星でも絶対逃しません。

2 圧倒的な高精度の一枚鏡と、それを制御する技術。

「すばる望遠鏡」の大きな特徴は、巨大な一枚鏡の精度にあります。
理想的な曲面からのずれは、最大でも髪の毛の1/5000程度で、仮に鏡の大きさを関東平野に例えると、紙一枚分の厚みの誤差さえ見つけることができません。
また、重量23トンにも及ぶ主鏡の歪みを瞬時に矯正する技術も画期的。主鏡を支えるアクチュエーターと呼ばれる261個のロボットの指が、姿勢変化時などに発生する鏡面の微妙な歪みを矯正。常に鏡を理想的カタチに保ちます。
これは、三菱電機が長年にわたって積み重ねてきた制御技術のたまものです。

主鏡を支えるアクチュエーター(写真の主鏡は、アルミ蒸着前の状態。透明なガラス越しに見えているのがアクチュエーター。)

4 宇宙の謎の解明を追求し続ける、三菱電機の先進テクノロジー。

三菱電機は、長年蓄積してきた総合力を活かして「すばる望遠鏡」を設計・開発。新世代の望遠鏡を通して、世界の天体観測の進歩を支えてきました。
そして2013年7月には、新しい観測装置(Hyper Suprime-Cam)を搭載するための主焦点ユニットを納入。従来の7倍という広大な視野を誇る巨大なカメラをしっかりと支え、さらに高度な観測を可能にしています。
これまで、先進の望遠鏡技術で天体観測の進化に貢献してきた三菱電機。これから先も技術を磨き、宇宙の謎の解明にチャレンジしていきます。