わたしもユーザーです。

わたしも三菱電機のユーザーです

delicious!(宇宙での栗ようかんは最高だった。)

三菱電機 × 宇宙事業

【宇宙ステーション補給機HTV こうのとり】

USER'S STORY Vol.01

時速28,000kmのデリバリー

たとえば「サバの味噌煮が食べたいなあ」と思ったとき、
あなたは会社の昼休みに、いつもの定食屋でそれを注文する。
あるいは愛する奥さんに頼んでつくってもらう。
もちろん、料理が得意なら自分で腕を振るうこともあるだろうし、
スーパーかコンビニで買って帰るという手もある。

けれど、そう思ったのが
高度400km・時速28,000kmで地球を周回する
国際宇宙ステーション(ISS)の中だったとしたら、
あなたはどうするだろうか。

定食屋でサバの味噌煮を注文

考えるまでもない。頭をぶるんと振って、
味噌煮のことなんか忘れてしまおうとするだろう。

大人の判断として、それは正しい。
だがISSの宇宙飛行士なら、そうはしない。
「こうのとり」の到着を待つのだ。
宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」である。
無人で宇宙へ飛び立ってISSへ必要な物資を運び、
不要になった物資を回収する。

ロケットで打ち上げられた「こうのとり」は、
はるか上空で切り離されたあと
時速28,000㎞で飛行するISSをめざして
長い一人旅を始める。自ら軌道を制御しながら
1週間ほどかけて慎重にISSへ接近していくのである。
その高度な頭脳を三菱電機は開発した。

食べたいのに食べられなければ、人はもっと食べたくなる。
どれほど厳しい訓練を積んだ宇宙飛行士でも
そこは変わらない(はずである)。
そんなちょっとしたストレスが、
ときには宇宙飛行士を困らせる(のかもしれない)。

サバの味噌煮だけではない。
しょうゆラーメンが頭から離れない宇宙飛行士もいれば、
鮭のおにぎりを夢想する宇宙飛行士もいる、
急に栗ようかんが食べたくなったとしても不思議ではない。
「こうのとり」はそんなあれこれを
(もちろん貴重な実験機材や超小型衛星も)積み込んで
真面目にせっせと宇宙へ向かう。
人類の進歩と、ISSでのスムーズで快適な生活と、
宇宙飛行士の心の平和のために。

さて、ISSの大きさはサッカー場と同じぐらいある。
条件が良ければ地上から肉眼でしっかりと見える大きさだ。
目を凝らして見つめてみよう。
今日も元気に地球を周回するISSの姿が見えれば、
それは「こうのとり」が運んだサバの味噌煮や
しょうゆラーメンや鮭のおにぎりのおかげかもしれない。
ほら、満面の笑みで栗ようかんを頬張る宇宙飛行士の姿も見える
……ような気はしないだろうか。