三菱電機株式会社は、姫路製作所 広畑工場(兵庫県姫路市)の南側隣接地に新たに用地を取得し、電動パワーステアリング関連製品を製造する新工場を建設します。
2012年8月予定の新工場稼働により、市場規模の拡大が見込まれる電動パワーステアリング関連製品の生産能力を増強するとともに、小型・軽量・高性能・高出力な新機種の開発と量産化を進め、さらなる競争力強化を図ります。
生産予定品目の一つである電動パワーステアリング用 モーターコントローラーユニット |
新工場の概要
工場用地
新工場の概要
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背景
近年、低燃費車の売れ行きが好調なように環境問題への関心が高まっており、自動車業界では燃費低減への取り組みが一層重要になっています。このような状況下、油圧式パワーステアリングに比べ燃費を約3%から5%低減できる電動パワーステアリングの市場規模拡大が見込まれています。
当社は1988年、世界に先駆けて電動パワーステアリング用モーターとコントローラーの量産化に成功するなど業界をリードし続けてきました。
今回の新工場建設により、現在分散している電動パワーステアリング関連製品の生産ラインを集約して、生産性向上と物流効率化を図り、拡大が見込まれる市場に対応できるように生産能力を現状の年間700万台から1,200万台に増強します。
今後も保有する独自技術による優位性と、モーターとコントローラーの一体化技術を強みとし、さらなる競争力強化を図ります。