三菱電機株式会社は、シンガポールSingTel社※1と台湾 中華電信社※2の共同調達による通信衛星「ST-2」※3の製造完了後、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)から出荷し、本日、射場である南米・仏領ギアナの宇宙センターに搬入しました。今後、打ち上げに向けた準備作業を開始します。
※1: | シンガポールを拠点とする通信サービス会社Singapore Telecommunications Limited |
※2: | 台湾を拠点とする通信サービス会社Chunghwa Telecom Co., Ltd. |
※3: | SingTel社と中華電信社が共同所有する商用通信衛星「ST-1」の後継機 |
当社の商用衛星への取り組み
当社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の推進する国内衛星開発プロジェクトの半数近くに主契約者として参画し、今日の日本の宇宙開発におけるトップメーカーとしての地位を築いてきました。また、440以上の海外衛星プロジェクトに衛星搭載機器の供給などで参画しています。
今回の「ST-2」は、当社の標準衛星バス「DS2000」を使用した衛星の6機目にあたり、「DS2000」は国内外の衛星市場において着実に実績を積み重ねております。今後も、「DS2000」をベースとし、商用衛星の販売拡大を目指します。
ギアナスペースセンターまでの輸送
「ST-2」は、2008年8月にギアナ宇宙センターから打ち上げた当社製商用通信衛星「スーパーバードC2」と同様に、世界最大級の輸送機 アントノフによって仏領ギアナまで輸送されました。なお、「スーパーバードC2」の輸送の様子は、当社ホームページにて動画でもご覧いただけますので下記URLを参照ください。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/society/space/news/ja2008/movie/01/movie.html
ST-2の概要
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TEL: (03)3218-9149 FAX: (03)3218-3314