ニュースリリース

　米国では、エネルギーコストの上昇や環境貢献意識の向上などから、製造業や小売業を中心とした商業分野で太陽光発電システムの導入が進んでいます。

　乗用車・バス・トラックなど車両用ラジエーターや、産業用熱交換器などを製造・販売する江洋ラヂエーター株式会社の米国販売会社である Koyo Cooling Systems, Inc.は、環境への貢献及び経済的メリットの観点から90kWの太陽光発電システムを事務所の屋上に導入し、稼働を開始しました。建物で使用する電力は、このシステムでほぼすべてを賄うことができます。今回の太陽光発電システムは、米国政府補助金やカリフォルニア太陽光発電促進リベートなどを受けることにより導入費用の約80％を削減でき、約4年で投資回収します。

　当社は、米国ではこれまで、はんだの鉛使用量がゼロ（0g）で商品自体の環境への負荷を低減した「無鉛はんだ太陽電池モジュール」を、大規模小売チェーンや農場、食品工場などへ納入してきました。今回の案件では、当社の太陽電池モジュールが無鉛はんだを使用しており環境負荷が低いことや、モジュール効率の高さと製品の長期信頼性などが評価され、受注につながりました。当社は、米国市場で今後もカリフォルニア州及びニュージャージー州を中心に商業・産業用分野への販売を強化し、事業拡大を目指します。