ニュースリリース

　経済成長が著しい中国・東南アジア・インド・ブラジルなどでは、水処理場・ビル・交通インフラ網への社会インフラ投資が盛んに行われ、当社は、同分野でのFA事業拡大を最重点課題として取り組んでおります。特に、近年では環境保護に対する関心の高まりから、エネルギーの消費監視や省エネシステムの需要が益々増えており、FA制御機器を母体とした監視・制御ソリューションの構築が急務となっています。

　当社は、液晶・半導体・自動車などの生産ラインの自動化や生産効率の向上に貢献するFA（ファクトリーオートメーション）分野で確固たる地位を築いていますが、今後は世界の社会インフラ需要へ対応するため、プラントや工場の上位監視システムから下位の制御機器までをトータルに提案する、システムソリューションの強化を図ってまいります。

　この一環として当社は、北米のソフトウエア会社であるICONICS社との戦略的協業についての検討を開始しました。同社が持つシステム監視ソフトウエアであるSCADA（Supervisory Control And Data Acquisition）監視制御・データー収集ソフトウエアと、当社のMELSECシーケンサーをはじめとする制御機器とを組み合わせたシステムソリューションの提供を実現してまいります。

　今後、ICONICS社と検討を進め、共同プロモーション・共同開発により、監視制御ソリューションや省エネ・エネルギー監視システムの強化を進め、新興国を中心とした世界の社会インフラ市場での事業拡大を目指します。

ICONICS社は1986年にSCADAソフトウエアの開発・販売会社として設立され、北米・欧州・アジアを中心にビル管理・エネルギー監視・水処理等幅広い分野での適用実績を持っています。

また、世界で唯一64bit 対応のSCADAを開発しています。