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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年7月13日
開発No.1110

鍋・フライパンの加熱部位を自在にコントロールし各種の調理機能を向上

IHクッキングヒーター用の5分割マルチコイルとその加熱制御技術を開発

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 三菱電機株式会社は、IH※1クッキングヒーターに用いる加熱用コイルを分割配置できる5分割マルチコイルと、コイルへの電力を分配制御するマルチコイル加熱制御技術を開発しましたのでお知らせします。これにより、1口の加熱エリア内の加熱部位を自在に制御し、ガスコンロでは困難な制御方法を実現しました。鍋やフライパンなどの調理器具の各部位の発熱量を自在に変化させることで、吹きこぼしや焦げ付きを制御するなどIHクッキングヒーター調理機能の向上が図れます。

※1: Induction Heating:誘導加熱

5分割マルチコイル
マルチコイルへの電力分配制御の例

主な開発成果

1. マルチコイル加熱制御技術による調理機能の向上
煮物をおいしく:加熱部位を順に切り替え、煮汁の対流を促進
炒め物を上手に:外コイルのパワーを強くしてフライパン側面もしっかり加熱
無駄の少ない加熱:鍋形状・大きさに合わせて加熱部位を選択して鍋ピッタリ加熱
使い勝手向上:加熱部位を切り替えて鍋の焦げ付き抑制、ゆでもの用対流制御で吹きこぼれ抑制
2. 5分割マルチコイル式加熱コイルを開発
中央コイル(内コイル)と、外周上に4個配置した扁平コイル(外コイル)による3kW出力の5分割マルチコイル式加熱コイルを開発
電磁界−回路連成解析技術を適用し、マルチコイルの幾何学的形状・配置を最適化
3. 加熱部位を自在にコントロールするマルチコイルの電力分配制御技術を開発
鍋の材質や位置を0.1秒以内で検出する高速高精度鍋検知技術を開発
マルチコイルに投入する最適な電力を分配制御するアルゴリズムを開発
コイル毎の電力をリアルタイムで計測する電力検出技術を開発

今後の展開

 IHクッキングヒーターにマルチコイル加熱制御技術の適用によるメリットを活かした調理機能を充実させます。

特許

国内116件、海外14件 出願済

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 業務部 広報・宣伝グループ

FAX: (06)6497-7289

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