三菱電機株式会社は、光海底ケーブルシステム「AAG(Asia America Gateway) Cable Network」(以下、AAG)の40Gbps波長増設プロジェクトを、8カ国8社の通信事業者で構成する企業連合(コンソーシアム)から受注しましたのでお知らせします。
項目 | 内 容 |
納入製品 | 陸上端局装置 |
最大伝送容量 | 5.2Tbps |
納期 | 2012年第3四半期完成予定 |
納入国 | 米国、マレーシアほか計8カ国 |
対象区間 | 全区間(11区間) |
プロジェクトの概要 |
受注の背景
AAGは、10Gbps光伝送技術を導入して2009年に建設された、総延長約20,000kmに及ぶアジア7カ国※1と米国間の国際通信を支える光海底ケーブルシステムです。一方、インターネットの急激な普及により通信トラフィック需要が急増したことから、高速大容量化が急がれていました。
当社は新たに開発したコヒーレント技術※2,3により、1波長あたり40Gbpsの伝送試験を実施し、6,600kmを超える区間の伝送を実証しました。その技術と品質の良さがお客様から高く評価されたことが、今回の受注に寄与しています。
当社は新たに開発したコヒーレント技術※2,3により、1波長あたり40Gbpsの伝送試験を実施し、6,600kmを超える区間の伝送を実証しました。その技術と品質の良さがお客様から高く評価されたことが、今回の受注に寄与しています。
※1: | マレーシア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、中国(香港)、フィリピン |
※2: | 均一にそろった光の位相に信号を乗せて伝送する技術 |
※3: | 開発には総務省の委託研究「超高速光伝送システム技術の研究開発」の成果の一部を活用しています。 |
当社の光海底ケーブル事業
1994年に光海底ケーブル市場に参入した当社は、1999年に世界初となる10Gbpsの光海底中継器と陸上端局装置を商用化し、15カ国の海底ケーブルシステムに納入しました。今回受注した40Gbps陸上端局装置も、これまで蓄積してきた長距離光伝送技術に裏づけられた高い品質と
信頼性が特長です。
2011年5月には大西洋を横断するケーブルシステム「TAT-14」を受注しており、今回の受注によって、当社は世界で初めて太平洋と大西洋双方における40Gbps波長増設プロジェクト受注を実現しました※4。今回の受注を足がかりに、広く光海底ケーブルシステムの40Gbps波長増設プロジェクトに当社40Gbps陸上端局装置を提案してまいります。
2011年5月には大西洋を横断するケーブルシステム「TAT-14」を受注しており、今回の受注によって、当社は世界で初めて太平洋と大西洋双方における40Gbps波長増設プロジェクト受注を実現しました※4。今回の受注を足がかりに、広く光海底ケーブルシステムの40Gbps波長増設プロジェクトに当社40Gbps陸上端局装置を提案してまいります。
※4: | 2011年10月31日時点の当社調べ |
AAG Cable Network オーナー 8社(アルファベット順)
AT&T Corp.(米), Brunei International Gateway, CAT Telecom Public Company Limited(タイ) ,Philippine Long Distance Telephone Company, StarHub Ltd(シンガポール), Telekom Malaysia Berhad, Telstra Corporation Limited(豪),Vietnam Posts and Telecommunications Group
お問い合わせ先
三菱電機株式会社
通信システム事業部 通信第一部
通信システム事業部 通信第一部
TEL: (03)3218-6221 FAX: (03)3218-6455