三菱電機株式会社は、LED化の進展などの照明市場環境の変化に速やかに対応し、さらなる事業拡大を図るため、2012年10月1日に、照明事業体制を再編することを決定しましたので、お知らせします。
当社は、LED照明事業を社会の節電・省エネに貢献する中核事業の一つと位置づけ、三菱電機グループ内において、開発・製造・販売面での連携を高め、事業を強化していきます。
背景
当社は、照明事業の強化を目的として独オスラム社との合弁により、ランプ・蛍光灯の製造を担当するオスラム・メルコ株式会社を1988年に、販売を担当する三菱電機オスラム株式会社を1989年に設立し、オスラム社の技術力と当社の販売力を活用する体制を構築しました。また、照明器具の製造・販売を担当する三菱電機照明株式会社を当社100%子会社として1989年に設立し、関係会社3社体制にて、照明事業を推進してきました。
一方、近年の地球環境保護に対する意識の高まりに伴い、環境配慮型の製品の一つとして、LED照明が注目されていましたが、特に、2011年の東日本大震災以降、節電・省エネに欠かせない商品として、国内照明市場のLED化が加速しています。
新体制の概要
LED化の加速により、ランプと照明器具の一体化が進むことに対応し、従来の3社体制を1社に統合します。今後も、オスラム社とは従来通り緊密に連携した製造・販売体制を維持することで基本合意しておりますが、今回の体制再編でオスラム社との合弁関係は発展的に解消します。なお、統合後の新会社の詳細は、今後具体的に詰めてまいります。
新体制の狙い
1. | 市場ニーズ対応力・営業力強化 ランプから照明器具まで一貫して扱うことで、市場ニーズへの対応力を強化し、提案型営業を展開します。 |
2. | 開発力強化 3社のマーケティング・開発に関する各種資源の統合により、新会社の開発力強化を図り、製品ラインアップ拡充を進めます。また、各社の保有技術のシナジー発揮や当社の研究所などとの従来以上の連携により、LEDを中心とした製品開発を強化します。 |
TEL: (03)3218-2177