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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2012年8月7日
社会No.1208

鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力を駅で有効利用

「駅舎補助電源装置」の実証実験を開始

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 三菱電機株式会社は、鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費できない余剰電力を、駅の電気設備に直接供給する「駅舎補助電源装置」の実証実験を東京地下鉄株式会社の東西線西船橋変電所で実施いたします。実験期間は2012年8月中旬から約2カ月間の予定です。

系統イメージ図

系統イメージ図

実証実験の概要

  1. 省エネ効果の検証
    • 東西線車両で発生する回生電力の駅での利用状況を検証
    • 約600kWh※1の有効活用が可能と推定する当社シミュレーション数値の妥当性確認
    • ※1:約40kWh×15時間稼働で試算
      東京メトロ西船橋駅の消費電力(15時間分)の16%を補完できる見込み
  2. 「駅舎補助電源装置」の機能検証
    • 直流1500Vの回生電力の交流変換と、駅の配電系統経由での照明や空調等への供給
    • 駅の交流系統への電力供給による影響や電力系統全体への適合性の確認

今後の予定

 今回の実証実験結果を踏まえ、2013年4月から「駅舎補助電源装置」の製品供給を目指します。

「駅舎補助電源装置(製品版)」の仕様概要

入力電圧 DC1500V
出力電圧 AC210V、3相  50Hz/60Hz
定格出力 50kW連続、200kW−30秒(3分間隔)
冷却方式 自冷
設置場所 屋外(駅のホーム下やホーム端への設置を想定)
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 交通事業部 交通部

TEL: (03)3218-1271 FAX: (03)3218-2641

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