三菱電機株式会社は、ブラジルに総合販売会社「Mitsubishi Electric do Brasil Comércio e Serviços Ltda.」※1(三菱電機ブラジル)を設立し、10月1日から営業を開始します。成長著しい製造業向けファクトリーオートメーション(FA)機器を中心に事業を拡大し、2013年度には、同社を含め三菱電機グループとしてブラジルでの事業規模130億円を目指します。
- ※1:ミツビシエレクトリック・ド・ブラジル・コメルシオ・イ・セルビッソス・リミターダ
新会社の概要
名称 | Mitsubishi Electric do Brasil Comércio e Serviços Ltda. (三菱電機ブラジル) |
所在地 | 本社:サンパウロ市 Av.Paulista, 1439, cj 74, Bela Vista, 01311-200,São Paulo 事務所:バルエリ市 Rua Jussara, 1750-Block B, Jardin Santa Cecília - Barueri São Paulo - CEP 06465-070 |
代表者 | 黒川 和男(予定) |
資本金 | 約10.8百万レアル(1レアル=39円換算で約4.2億円相当) |
出資比率 | 三菱電機株式会社100% |
登記日 | 2012年 9月19日 |
営業開始日 | 2012年10月1日 |
業務内容 | 1.FA機器の販売・サービス 2.電力・産業プラント用機器のアフターサービス 3.ブラジル市場情報収集(税務、労務、法務等含む) |
人員 | 約30名 |
背景と狙い
ブラジルは、2010年の人口が世界第5位の1億9,100万人、実質GDP成長率は7.5%(IMF統計資料)で、近年は成長が著しい新興市場として注目されています。複数の世界的なスポーツイベントの開催計画を背景とした製造業向け設備投資も見込まれることから、今後も市場拡大が期待されています。
当社はブラジルでこれまで、当社出資比率100%の現地法人MELCO-TEC Representação Comercial e Assesoria Técnica Ltda.(メルコテック)を通じて主に電力・産業プラント用機器のアフターサービスを行ってきましたが、近年はFA機器の販売強化に取り組むとともに、今年7月には現地代理店の数値制御装置(CNC)販売・サービス部門を買収し、メルコテックによる持株比率91%のMelco CNC do Brasil S.A.(メルコ・シー・エヌ・シー・ド・ブラジル)を設立しています。
当社は今回、ブラジルを重点市場の一つと位置づけ、従来の販売網を強化するため、メルコテックにて展開していた事業を継承し、新たに総合販売会社を設立しました。新会社では今後、FA機器を中心とした代理店との連携強化や販売網構築を図っていくとともに、他の製品の取り扱い開始も検討していきます。
また、税務、労務、法務、各種規制・慣行等の市場情報やノウハウをブラジル内の他のグループ会社と共有し、活用していきます。
TEL: (03)3218-3143 FAX: (03)3218-3455