三菱電機株式会社は、GPS※1などの衛星測位システムの受信回路に使用される低雑音増幅器の新製品として、コンデンサーなどの周辺部品を取り込み、高性能な雑音指数0.75dBを実現した衛星測位システム用低雑音増幅器「MGF7301」を11月1日に発売します。
- ※1:Global Positioning System:米国の全地球測位システム
新製品の特長
- 衛星測位システム受信回路の省スペース・低消費電力化に貢献
- ・従来は外付けしていた入出力のコンデンサーとインダクタを内蔵し、受信回路の小型化に貢献
- ・1.45mm×1.0mm×0.5mmの小型リードレスプラスチックパッケージ
- ・スタンバイモードを備え、衛星測位システム未使用時の消費電力を低減
- 低雑音特性で高い受信性能に貢献
- ・トランジスタの微細化により、雑音指数0.75dBの低雑音を実現
発売の概要
製品名 | 形名 | 概要 | サンプル価格 (税抜き) |
サンプル出荷開始日 | 月産数 |
衛星測位 システム用 低雑音増幅器 |
MGF7301 | 雑音指数:0.75dB 利得:19dB 動作電流:5mA |
25円 | 11月1日 | 300万個 |
発売の狙い
近年、スマートフォンやタブレット端末をはじめ、デジタルカメラなどのポータブル機器での衛星測位システムの利用が拡大しています。
ポータブル機器の限られたスペースに搭載されるため、受信回路の省スペース化が求められています。また、衛星からの信号受信性能向上のため、低雑音増幅器のさらなる低雑音化が課題となっていました。
当社は今回、衛星信号の受信用増幅器として、周辺部品を取り込むことで部品点数が削減でき、雑音指数0.75dBの低雑音増幅器の新製品を発売します。これにより衛星測位システム受信回路の小型・高機能化に貢献します。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第ニ部
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