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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2013年2月6日
開発No.1301

SiCスライス加工の生産性向上

SiC用のマルチワイヤ放電スライス技術を開発

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 三菱電機株式会社は、パワー半導体向けウエハー対応として、硬度が高い多結晶SiC(炭化ケイ素)のインゴット(4インチ角サイズ)を40枚同時にスライス加工できるワイヤ放電加工技術を開発しました。本開発により、SiCスライス加工の生産性向上とSiC素材の有効活用が期待されます。

開発の特長

  1. 4インチ角の高硬度なSiC素材を同時に40枚加工可能な放電スライス装置を開発
    • φ0.1mmの細線ワイヤ電極線を0.6mm間隔で周回させ、同時に40カ所でスライス加工することにより、生産性を向上
    • 熱による非接触加工のため、接触式加工に比べ、高速かつ狭い切り代でのスライスが可能※1
    • 同じインゴットからより多くのウエハーがとれるため、高価なSiC素材を有効活用
    • ※1:加工速度80μm/min加工条件において、切断代220μm以下を達成
  2. SiCスライス加工用の専用電源を開発
    • ワイヤ電極への40カ所の給電部を電気的に独立させ、同時に均一なエネルギーで加工可能
    • SiCの素材特性にあわせた高周波電源の開発により、φ0.1mmの細いワイヤ電極線でも断線することなく連続加工が可能

今後の展開

 高硬度なSiC素材をウエハーにスライスするマルチワイヤ放電スライス加工装置は、2015年度の製品化を目指します。

特許

国内22件、海外10件

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 業務部 広報・宣伝グループ

FAX: (06)6497-7289

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