ここから本文

ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2013年3月27日
FA No.1307

安定的な高精度微細加工を実現

三菱 油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MX600」発売のお知らせ

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、高精度ワイヤ放電加工機の新製品として、加工液に油を用いることで安定的な高精度微細加工を実現した「MX600」を4月1日に発売します。

 本製品は、「第24回金型加工技術展(INTERMOLD 2013)」(4月17日〜20日、於:東京ビッグサイト)に出展します。

油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MX600」

油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MX600」

新製品の特長

  1. 油加工液用専用電源を搭載し、安定的な高精度微細加工を実現
    • 従来※1の4分の1の細かなサイクルで放電を行う「n-PV(ナノパルスV)電源」搭載により、被加工物の割れ・表面硬化層を抑制し、安定的に滑らかな仕上げ面を実現
    • 被加工物と電極の間で発生する放電状態の変化をモニター回路で検知することで、精度を得にくい加工形状のコーナー部においても、素早く放電状態を制御し寸法精度を向上
    • ※1:当社水加工液仕様V350電源との比較
  2. 高精度な加工を実現する機械構造
    • 電極を自動で挿入・結線する「自動結線装置Intelligent AT」の最小使用ワイヤ径をφ0.1mmからφ0.05mmへ小径化し、微細な加工を実現
    • 熱源となる電源盤・制御盤・加工液ポンプを機械本体から遮断し、精密加工の妨げとなる本体への熱影響を防止
    • 磁束を360度効率良く推力に変換できるシャフトリニアモーターを駆動部に採用し、電力消費量を削減するとともに、指令値に対し誤差の少ない加工を実現
  3. 省スペース・加工液タンク小容量化を実現
    • 300×200mmのX・Y軸移動量を確保しながら、機械構成ユニット部品の小型化により省スペース化を実現
    • 油加工液の効率的使用により、加工液タンク容量の小容量化(300L)を実現するとともに油加工液の購入費用を削減

発売の概要

製品名 型名 標準価格(税抜き) 発売日 販売目標
ワイヤ放電加工機 MX600 3,300万円 4月1日 2013年度 50台
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部 メカトロ事業推進部

TEL: (03)3218-6560 FAX: (03)3218-6822

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。