三菱電機株式会社は、中国のシステムエンジニアリング会社の北京広利核系統工程有限公司(以下、CTEC社)と共同受注したデジタル計装制御システムが、2013年4月に商業運転が始まった福建省の寧徳(ネイトク)原子力発電所1号機※1にて本格稼働を開始しましたのでお知らせします。日中合作のデジタル計装制御システムが使用される原子力発電所が商業運転に入るのは中国初となります。
- ※1:CPR1000型原子炉(中国自主設計の1,000MW加圧水型原子炉)
寧徳原子力発電所の中央制御室
中国原子力発電所向けのデジタル計装制御システム
納入製品について
今回商業運転を開始したのは、中国広東核電集団有限公司が福建省に建設した出力1,000MW(メガワット)の寧徳原子力発電所1号機です。
原子力発電所のデジタル計装制御システムは、安全運転と効率的な発電のために発電所全体を制御・監視するシステムです。通常運転に使用される制御系と、非常時にプラントを安全に停止させる安全保護系からなり、プラントの運転を統括する中央制御盤や、プラント計算機設備等から構成されます。
今回のデジタル計装制御システムは、2007年7月に当社とCTEC社が共同受注したものです。当社が、コンソーシアムリーダーとしてシステム全体の取りまとめと安全保護系の製作を担当し、CTEC社が制御系システムの製作を担当しました。CTEC社北京工場で組み立てと工場試験を行い、2011年1月に寧徳原子力発電所に出荷した後、据付・試験を実施していました。
今回納入した制御盤の面数は約180面(内、当社担当分112面)になります。
今後の展開
当社は、ビジネスパートナーである三菱重工業株式会社、三菱商事株式会社と協力し、寧徳原子力発電所1号機のほか中国のCPR1000型原子炉の原子力発電所向けデジタル計装制御システム計14基をCTEC社と共同で受注しています。今後も、原子力事業の海外展開の一環としてデジタル計装制御システムのさらなる受注拡大を目指します。
製品担当
三菱電機株式会社 電力システム製作所
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