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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2013年7月12日
リ本No.1316

欧州での空調冷熱事業拡大に向けた研究・開発・生産体制強化

英国スコットランドに住宅型空調冷熱システム評価施設開設のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、空調冷熱機器生産20周年を迎える英国スコットランドのMitsubishi Electric Air Conditioning Systems Europe Ltd.(三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・ヨーロッパ:以下、M-ACE)において、欧州での空調冷熱事業拡大に向け、住宅型空調冷熱システム評価施設を新たに開設しましたのでお知らせします。

住宅型空調冷熱システム評価施設の外観(左右:評価施設、中央:制御室)

住宅型空調冷熱システム評価施設の外観
(左右:評価施設、中央:制御室)

背景と狙い

 欧州の空調冷熱市場においては、エネルギー消費量およびCO2排出量の削減など、エネルギー・環境面への対応が急がれる中、省エネ性・環境性の面で優れた性能を持つヒートポンプ関連製品の市場拡大が見込まれています。

 当社は、英国スコットランドに空調機器の生産・開発拠点としてM-ACEを、研究・開発拠点としてMitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. , UK Branch(三菱電機欧州研究所UK研究所:以下MERCE UK)を設置し、欧州におけるヒートポンプ関連技術・製品のマーケティング・研究・開発・生産を行ってきました。

 当社・M-ACE・MERCE UKは、一体となって現地に根ざしたマーケティング・研究・開発・生産体制のさらなる強化を図り、欧州市場における空調冷熱事業を拡大するために、今後3年間で約2千万ポンド(約30億円)を投入します。あわせて、3年間で約100名の現地採用を計画するなど、地元経済の活性化にも貢献していきます。

 今回、その一環として、住宅型空調冷熱システム評価施設を新たに開設します。この施設は、英国で最も標準的な戸建て住宅仕様となっており、ヒートポンプ関連製品の実環境での運用特性、輻射空調の快適性などの評価に活用することにより、欧州での空調ニーズを把握し、欧州市場に適応したゼロエミッションハウスの実現に貢献する製品開発を加速していきます。

住宅型空調冷熱システム評価施設の概要

所在地 Nettlehill Road, Houstoun Industrial Estate,Livingston,EH54 5EQ,
Scotland, U.K.(M-ACE敷地内)
面積 建築面積120.46㎡(1軒60.23㎡)、延床面積189.2㎡(1軒94.6㎡)
用途 欧州市場向け空調冷熱システム最適設計のための実稼働データ収集・分析・評価
稼働開始 2013年7月12日
投資額 約70万ポンド(約1億円)
主要設備 ・2階建 住宅型空調冷熱システム評価施設2軒(各3部屋)、制御室
・温湿度及び機器運転状況モニタリングセンサー設置(2軒合計1,400点)
・空調仕様として、評価施設に別々の温水型暖房設備を設置
(ガスボイラー・ヒートポンプシステム)
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 空調冷熱システム事業部

TEL: (03)3218-2247 FAX: (03)3218-2329

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