三菱電機株式会社は、香川県丸亀市の受配電システム製作所で生産する、主にビルや工場の配電盤などに収納する遮断器※1の累計生産台数100万台を達成しましたのでお知らせします。
今後も、電気の安全・安定使用のために一層の高性能化と環境保全※2を踏まえた技術開発・製品化をグローバルで進めていきます。
- ※1:電力系統で落雷などの事故時に流れる異常電流を瞬時に遮断・通電復帰させる電力用開閉機器
- ※2:有害6物質(水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、PBB、PBDE)を不使用(RoHS指令の規制値以下)
受配電システム製作所は、1979年に制御製作所(現、神戸製作所)の分工場である丸亀工場として設立され、真空遮断器やガス遮断器など特別高圧(84kV)以下の遮断器の生産を担当しました。高信頼性や小形・保守省力化などの技術開発・製品化を進め、工場設立35年にあたる2014年3月に受配電システム製作所における遮断器累計生産台数100万台を達成しました。
100万台目となる主力機種の7.2kV真空遮断器(VF-8/13形)は、年間2万台以上を生産する国内トップシェア(60%以上)※3製品です。
【受配電システム製作所 遮断器累計生産台数100万台までの歩み】
100万台目となる主力機種の7.2kV真空遮断器(VF-8/13形)は、年間2万台以上を生産する国内トップシェア(60%以上)※3製品です。
- ※3:定格電圧3.6/7.2kV、定格遮断電流8-12.5kAクラスにおいて(JEMA自主統計データによる当社集計)
1979年 | 丸亀工場の設立、丸亀工場で特別高圧以下の遮断器の生産を開始 |
1982年 | 7.2kV 真空遮断器VF-Aシリーズの開発・生産開始 |
1991年 | 12kV-80kA 大容量ガス遮断器を開発・生産開始 |
1999年 | 高速解列システム用7.2kV 高速真空遮断器の開発・生産開始 |
2000年 | 累計生産台数50万台達成 |
2004年 | 環境保全型 7.2kV 真空遮断器VF-Dシリーズの開発・生産開始 |
2013年 | 72/84kV タンク形真空遮断器を開発・生産開始 |
2014年 | 累計生産台数100万台達成 |