三菱電機株式会社は、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)から主契約者に選定され2009年から着手してきた陸域観測技術衛星2号(ALOS-2:Advanced Land Observing Satellite-2、以下だいち2号)の開発を完了しましたのでお知らせします。
「だいち2号」は、5月24日に種子島宇宙センターより打ち上げられる予定です。
今後は、JAXAの運用に向けた衛星システム、観測センサーの機能確認などの準備支援を行います。
「だいち2号」について
「だいち2号」は、2006年から2011年まで運用された「だいち」の後継機として、災害状況把握、国土保全管理、資源探査、森林監視など幅広い分野への貢献を目的とする地球観測衛星です。世界最高水準のLバンド合成開口レーダーの搭載により、高分解能かつ広域なレーダー画像取得ができ、観測性能において「だいち」から大幅な改善が図られています。
当社は、2009年にJAXAから主契約者として選定され、衛星システム・観測センサーの開発・製造に加え、衛星データの処理などを含めた地上での管制運用システムもあわせて開発・製造を進めてきました。
「だいち2号」の概要及び性能比較
軌道高度 | 628km(太陽同期準回帰軌道) |
衛星質量 | 打ち上げ時 約2トン |
設計寿命 | 5年(目標7年) |
観測センサー | Lバンド合成開口レーダー(1.2GHz帯) |
だいち2号 Lバンド合成開口レーダー |
だいち Lバンド合成開口レーダー |
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観測モード |
スポットライトモード | 分解能:1〜3m 観測幅:25km |
− |
高分解能モード | 分解能:3/6/10m 観測幅:50/50/70km |
分解能:10/20 m 観測幅:70km |
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広域観測モード | 分解能:100/60m 観測幅:350/490km |
分解能:100m 観測幅:250〜350km |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 宇宙システム事業部 宇宙営業第一部
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