ここから本文

ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2014年5月23日
電シ本No.1404

災害状況把握、国土保全管理、資源探査、森林監視などの幅広い分野で貢献

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の開発完了

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)から主契約者に選定され2009年から着手してきた陸域観測技術衛星2号(ALOS-2:Advanced Land Observing Satellite-2、以下だいち2号)の開発を完了しましたのでお知らせします。

 「だいち2号」は、5月24日に種子島宇宙センターより打ち上げられる予定です。

 今後は、JAXAの運用に向けた衛星システム、観測センサーの機能確認などの準備支援を行います。

「だいち2号」の軌道上イメージ

「だいち2号」の軌道上イメージ

打ち上げ前の「だいち2号」(於:種子島宇宙センター)

打ち上げ前の「だいち2号」
(於:種子島宇宙センター)

「だいち2号」について

 「だいち2号」は、2006年から2011年まで運用された「だいち」の後継機として、災害状況把握、国土保全管理、資源探査、森林監視など幅広い分野への貢献を目的とする地球観測衛星です。世界最高水準のLバンド合成開口レーダーの搭載により、高分解能かつ広域なレーダー画像取得ができ、観測性能において「だいち」から大幅な改善が図られています。

 当社は、2009年にJAXAから主契約者として選定され、衛星システム・観測センサーの開発・製造に加え、衛星データの処理などを含めた地上での管制運用システムもあわせて開発・製造を進めてきました。

「だいち2号」の概要及び性能比較

軌道高度 628km(太陽同期準回帰軌道)
衛星質量 打ち上げ時 約2トン
設計寿命 5年(目標7年)
観測センサー Lバンド合成開口レーダー(1.2GHz帯)

だいち2号
Lバンド合成開口レーダー
だいち
Lバンド合成開口レーダー
観測モード
スポットライトモード 分解能:1〜3m
観測幅:25km
高分解能モード 分解能:3/6/10m
観測幅:50/50/70km
分解能:10/20 m
観測幅:70km
広域観測モード 分解能:100/60m
観測幅:350/490km
分解能:100m
観測幅:250〜350km
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 宇宙システム事業部 宇宙営業第一部

TEL: (03)3218-9629 FAX: (03)3218-3314

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。