三菱電機株式会社は、インドのMitsubishi Elevator India Private Limited(三菱エレベーター・インド、以下 IMEC)に新工場を設立し、インド市場向けエレベーターの生産を開始します。世界第2位の昇降機新設市場※1であるインドにおける製品競争力強化により、2020年度には同国での販売台数5,000台を目指します。
- ※1:2015年5月現在、当社調べ。
工場の概要
所在地 | インド共和国 カルナタカ州 ベンガルール(バンガロール) |
敷地面積 | 89,000m2 |
総建築面積 | 25,400 m2 |
用途 | エレベーター機器の製造 |
稼働時期 | 2016年7月 |
生産能力 | 年間5,000台 |
投資額 | 1,833百万インドルピー(約34.5億円) |
人員 | 約200名(工場稼働時) |
付属施設 | エレベーター試験塔(高さ約41m)、フィールド研修センター |
工場設立の狙い
インドの昇降機市場は、急速な経済成長に伴い大きく伸びており、年間新設需要は約47,000台(2014年)と中国に次ぐ世界第2位の市場で、今後も継続的な需要の伸びが予測されます。
当社は、インドにおいて1995年に現地代理店を通じて昇降機事業を展開して以来、2012年8月には昇降機事業会社をタミル・ナードゥ州チェンナイに設立し、販売・据付・保守体制の強化を進めてきました。また、2014年4月にはインドの中低層建物向けのエレベーター「NEXIEZ-LITE(ネクシーズ ライト)」を発売するなど事業拡大を図っています。
今般、当社は、インド南部に位置しIT産業など多くの企業が進出しているベンガルール(バンガロール)に新工場を設立することにより、本工場においてエレベーター機器を国産化し、「NEXIEZ-LITE」を中心とした当社製品の価格・納期などの面で競争力を強化することで、販売・製造・据付・保守の一気通貫体制による一層の事業拡大を目指します。
また、新工場敷地内にエレベーター試験塔(高さ約41m)や工事・保守のフィールド研修センターを建設し、エンジニアの教育・育成を強化することで、製品やサービスの品質・信頼性およびお客様満足度のさらなる向上に努めます。
TEL: (03)-3218-3583 FAX: (03)-3218-2758