三菱電機株式会社は、見えない風の状況をパルスレーザーを利用してリアルタイムにセンシングできる風計測ライダー「DIABREZZATM(ダイヤブレッツァ)」が、レーザー関連産業の発展に貢献する優れた製品・新技術に対して贈られる、一般社団法人レーザー学会主催の「第7回レーザー学会産業優秀賞」を受賞しましたのでお知らせします。
表彰式は、4月にパシフィコ横浜で開催された「LASER EXPO2015」の中で執り行われました。
受賞理由
レーザー学会から以下コメントをいただいています。
「風計測ライダー『DIABREZZATM』は、航空の安全に大きく寄与することが期待されるユニークなライダー装置として、高レベルの技術を結集して開発されており、本分野で世界をリードしている。電波周波数帯域が制限されてきた近年において、設置制限のない光方式を採用した意義は大きく、今後の需要が期待できる。環境・気象計測装置、および風力発電における風況観測への活用など社会的価値も大きい。また、レーザー自体の新規性も高く知的財産権(権利取得)からも将来性、波及効果が期待できることから優秀賞に値する。」
「風計測ライダー『DIABREZZATM』は、航空の安全に大きく寄与することが期待されるユニークなライダー装置として、高レベルの技術を結集して開発されており、本分野で世界をリードしている。電波周波数帯域が制限されてきた近年において、設置制限のない光方式を採用した意義は大きく、今後の需要が期待できる。環境・気象計測装置、および風力発電における風況観測への活用など社会的価値も大きい。また、レーザー自体の新規性も高く知的財産権(権利取得)からも将来性、波及効果が期待できることから優秀賞に値する。」
受賞製品の特長
従来の電波を用いたレーダー装置では、雨滴や雲のない晴天時は風速測定ができませんでしたが、風計測ライダー「DIABREZZATM」は、単一周波数のパルスレーザーを用いて大気中の塵や微粒子の動きを捉えることで、晴天時でも遠隔からの風速測定を実現しました。主に航空気象観測、都市環境計測、ゲリラ豪雨の予測・監視に使用されていますが、今後は、再生可能エネルギーとして注目される風力発電の風車制御や風況調査への応用が期待されています。
受賞製品HP: | http://www.MitsubishiElectric.co.jp/lidar/ |
ご参考: | 2014年5月28日当社発表 風力発電向けの風計測ライダーを開発 |
http://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2014/0528.html 小型および大型「風計測ライダー」の開発技術の詳細ページ http://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2015/pdf/0217-p03.pdf |
商標関連
DIABREZZAは三菱電機株式会社の登録商標です。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 IT宇宙ソリューション営業第一部
TEL: (03)3218-9131 FAX: (03)3218-9492