三菱電機株式会社は、主に当社製の真空遮断器や真空負荷開閉器などに組み込まれる電気を遮断・通電するキーパーツである真空バルブが、1965年に生産開始以来、50周年を迎えた本年6月に累計生産400万本を達成しましたのでお知らせします。これを契機に、真空バルブ単品での販売を、海外市場含め強化してまいります。
真空バルブの概要
当社の真空バルブは、温暖化係数の高い絶縁ガスを使用せず、真空空間内で電気を遮断・通電する環境に配慮した製品で、軽量コンパクト・高信頼性・豊富なラインアップが特長です。1965年に京都製作所(京都府長岡京市)で製品化、1966年に通信機製作所(兵庫県尼崎市)へ移管・本格生産開始、そして1990年に受配電システム製作所(香川県丸亀市、旧丸亀製作所)に移管しました。年間の生産本数は、国内ではトップ、世界では第7位※で、生産50周年を迎えた2015年6月に累計生産400万本を達成しました。
これを契機に、現在約8割が当社製の真空遮断器などに組み込まれ、約2割にとどまっている単品販売を、海外市場を含め拡大してまいります。
また、遮断器や配電盤を製作する工場として1979年に設立された受配電システム製作所は、2014年3月に遮断器累計生産100万台を達成しています。
これを契機に、現在約8割が当社製の真空遮断器などに組み込まれ、約2割にとどまっている単品販売を、海外市場を含め拡大してまいります。
また、遮断器や配電盤を製作する工場として1979年に設立された受配電システム製作所は、2014年3月に遮断器累計生産100万台を達成しています。
- ※:2015年7月6日現在、当社調べ
真空バルブ累計生産400万本までの歩み
1962年 | 研究開発部門で真空バルブの基礎研究を開始 |
1965年 | 6.6kV真空バルブを京都製作所(京都府長岡京市)で製品化 |
1966年 | 生産拠点を通信機製作所(兵庫県尼崎市)に移管・本格生産開始 |
1970年 | 36kV真空バルブを生産開始 |
1979年 | 受配電システム製作所(旧:丸亀製作所)設立 |
1985年 | 累計生産50万本達成 |
1990年 | 生産拠点を受配電システム製作所(旧:丸亀製作所)に移管 累計生産100万本達成 |
1996年 | 72/84kV真空バルブを生産開始 |
1999年 | 累計生産200万本達成 |
2008年 | 累計生産300万本達成 |
2015年 | 生産50周年・累計生産400万本達成 |