三菱電機株式会社は、汎用シーケンサ(プログラマブルコントローラ)「MELSEC iQ-Rシリーズ」の新製品として、国際安全規格に適合し、一般制御※1と安全制御※2の統合により、TCO(Total Cost of Ownership)削減に貢献する「安全CPU」4機種と「安全機能付I/Oユニット」2機種を7月31日に発売します。
- ※1:一般シーケンサで行う機械制御
- ※2:国際安全規格に適合した安全シーケンサで行う安全制御
新製品の特長
- 国際安全規格に適合し、グローバルニーズに対応
- ・世界有数の第三者認証機関であるTUV Rheinland(テュフ ラインランド)から国際安全規格であるISO13849-1 PL e※3、IEC61508 SIL3※4の認証を取得し、グローバルニーズに対応
- ※3:国際安全規格で分類されているパフォーマンスレベル
- ※4:機能安全規格で規定している安全インテグリティレベル
- 一般制御と安全制御の統合により、TCO削減
- ・従来は別々の一般制御プログラムと安全制御プログラムを1つのCPUユニット(制御プログラムを逐次実行するコントローラ)で実行でき、TCO削減
- ・エンジニアリングソフトウェア「GX Works3」を使い、一般制御と安全制御や各種設定操作を一元的にプログラミング可能
- 一般制御通信と安全制御通信のネットワークをCC-Link IEフィールドで統合
- ・CC-Link IEフィールドネットワーク上で、一般制御通信と安全制御通信を混在させて使用でき、自由度の高いネットワーク設計が可能
- ・一般制御通信用ネットワークと安全制御通信用ネットワークをCC-Link IEフィールドネットワーク1本で敷設でき、配線スペースの縮小やケーブル敷設の手間を軽減
発売の概要
製品名 | 形名 | 主な仕様 | 標準価格 (税抜き) |
発売日 | 販売目標 |
安全CPU | R08SFCPU-SET | プログラム容量 80Kステップ |
520,000円 | 7月31日 | 10,000台 (2015年度) |
R16SFCPU-SET | プログラム容量 160Kステップ |
750,000円 | |||
R32SFCPU-SET | プログラム容量 320Kステップ |
850,000円 | |||
R120SFCPU-SET | プログラム容量 1200Kステップ |
1,050,000円 | |||
安全機能付I/Oユニット (CC-Link IEフィールド ネットワーク対応) |
NZ2GFSS2-32D | 基本ブロックタイプ 入力32点(一重化) |
150,000円 | ||
NZ2EXSS2-8TE | 増設ブロックタイプ 出力8点(一重化) |
65,000円 |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 機器計画部
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