三菱電機株式会社は、インド・カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)に鉄道車両用電機品の新工場を設立し、11月27日に稼働開始しましたのでお知らせします。
本工場の稼働により、鉄道インフラの需要が拡大するインドにおける地下鉄・機関車等の大型案件への対応と保守事業のさらなる強化を図り、2020年度のインド市場における交通システム事業の売上高を2014年度のほぼ倍となる200億円規模へ拡大することを目指します。
新工場の概要
所在地 | インド共和国 カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)ビダディ工業地区 |
建屋床面積 | 4,605m2 |
事業内容 | 鉄道車両用電機品(推進制御装置、補助電源装置、主電動機)の組立・試験および修理・保守 |
投資額 | 約10.3億円(541百万インドルピー) |
稼働開始 | 2015年11月 |
従業員数 | 約50名(稼働開始時) |
工場設立の狙い
持続的な経済発展に向け、社会インフラの整備が急務となっているインドでは、モディ首相のもとで「メイク・イン・インディア」をスローガンに製造業を中心とした産業振興・外資誘致政策を積極的に推進しています。かかる中で環境負荷の低い大量輸送手段である鉄道の導入計画が各都市で進められており、地下鉄案件における鉄道車両用電機品の需要が拡大していることに加えて、今後は貨物・都市間鉄道・高速鉄道の整備が期待されています。
当社のインドにおける交通システム事業は、1960年代初頭に機関車用電機品を納入して以来、2000年代には地下鉄市場に本格参入し、現在では地下鉄向け推進制御システム(推進制御装置・主電動機他)において約65%のシェアを有しています。当社は、成長著しいインドでの交通システム事業の拡大に向けた鉄道車両用電機品の生産・販売・保守体制の整備を進めており、その一環として今回、6番目の海外の鉄道車両用電機品工場を三菱電機インドに設立・稼働します。
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