三菱電機株式会社は、高効率タービン発電機「VP-Xシリーズ」(2015年4月販売開始)の意匠で、平成28年度全国発明表彰の「発明協会会長賞」を受賞しましたのでお知らせします。
表彰式は、常陸宮殿下同妃殿下ご臨席のもと、6月15日(水)にホテルオークラにて開催される予定です。
受賞製品の特長
地球温暖化と世界的な電力需要増加を背景に、タービン発電機は大容量化と高効率化が急務となっていますが、大容量化を実現するために「水冷却方式」を採用すると、追加の付帯設備が必要となり、輸送性、設置性や保守性が損なわれるという課題がありました。
本製品は、付帯設備を簡略化できる「水素間接冷却方式」を採用しながら、高効率ファン・薄型クーラー・冷却風路・絶縁材などに最先端技術を用いることで冷却性能を高め、「水冷却方式」に迫る900MVA級という「水素間接冷却方式」として世界最大級の発電容量とコンパクト化を両立させました。コンパクト化により、トレーラー輸送から鉄道輸送への転用が可能となり、輸送コストと環境負荷の低減も実現しました。
本製品は、付帯設備を簡略化できる「水素間接冷却方式」を採用しながら、高効率ファン・薄型クーラー・冷却風路・絶縁材などに最先端技術を用いることで冷却性能を高め、「水冷却方式」に迫る900MVA級という「水素間接冷却方式」として世界最大級の発電容量とコンパクト化を両立させました。コンパクト化により、トレーラー輸送から鉄道輸送への転用が可能となり、輸送コストと環境負荷の低減も実現しました。
受賞のポイント
今回、大型タービン発電機をコンパクト化するとともに、従来外付けしていた冷却部品や配管をなくし、機械的な威圧感が少ないシンプルなデザインとしたことが評価されました。点検箇所削減による作業効率向上と安全快適な作業環境の提供に加えて、構造をシンプルにすることで分解・組み立て箇所の削減に繋がり、輸送性と設置性の向上にも貢献しています。
受賞者
発明協会会長賞 | 三菱電機株式会社 デザイン研究所 | 山田 亘 |
三菱電機株式会社 電力システム製作所 | 前田 英昭 | |
木俣 真一 | ||
古賀 清訓 | ||
松本 二美夫 | ||
金月 真吾 | ||
発明実施功績賞 | 三菱電機株式会社 執行役社長 | 柵山 正樹 |
開発担当
三菱電機株式会社 デザイン研究所
〒247-8501 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号
FAX 0467-41-2142
お問い合わせフォームはこちら
三菱電機株式会社 電力システム製作所
〒652-8555 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番2号
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