三菱電機株式会社は、香港競馬会ハッピーバレー競馬場(香港湾仔区)向けに大型映像装置「オーロラビジョン®」※1を納入しました。本製品は、更新前と比較し、表示解像度が約3.5倍(画素数:縦・約1.5倍、横・約2.3倍)、コントラストが約1.5倍に向上し、オッズ情報やレースの模様がより見やすくなります。高精細で鮮明となった映像がレースをさらに盛り上げます。
- ※1海外製品名:Diamond Vision™(ダイヤモンドビジョン)
納入の背景
当社は、1983年に香港競馬会ハッピーバレー競馬場に競馬場向けとして世界で初めて大型映像装置を納入しました。競馬場では多くの観客にオッズ情報・レース結果やレース中の映像など、様々なレースの情報を見やすくわかりやすく、タイムリーに伝える必要があり、表示装置には高い表示性能と信頼性が要求されます。本競馬場では初代表示装置の納入以来、当社製品の高画質・高機能・高信頼性が評価され、今回連続して3回目の更新受注となりました。
納入した大型映像装置の主な仕様
製品名 | 三菱オーロラビジョン®(海外製品名:Diamond Vision™) |
スクリーンサイズ | 縦6.08m×横53.76m 約326.9m2(2,130型) |
発光素子 | 高輝度 フルカラーLED方式(黒色パッケージLED※2) |
画素構成 | 10mmピクセルピッチ、SMD(表面実装部品)タイプ |
画素数 | 3,268,608ピクセル(縦608ピクセル×横5,376ピクセル) |
輝度(輝度調整) | 6,000 cd/m2(256段階) |
画素密度 | 10,000ピクセル/m2 |
表示階調 | 各色65,536階調(16bit) |
視認角度 | 水平:±78°、垂直:+26°〜−45° |
- ※2LEDの外形を黒色にして非点灯時の輝度を下げ、点灯時とのコントラストを高めることで視認性が向上
香港競馬会ハッピーバレー競馬場への納入実績
竣工時期 | ピクセルピッチ・表示素子 | スクリーンサイズ(縦×横) |
1983年9月 | 90mm・CRT※3 | 7.2m×19.5m |
1992年9月 | 40mm・CRT | 7.2m×19.5m |
2001年11月 | 20mm・LED | 8.0m×35.2m (2009年47.04mに延長) |
2016年12月 | 10mm・黒色パッケージLED | 6.08m×53.76m |
- ※3CRT:Cathode-ray tube(ブラウン管)
お問い合わせ先
三菱電機株式会社
社会システム海外事業部 社会システム海外第三部
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