三菱電機株式会社は、姫路製作所広畑工場(兵庫県姫路市)に新棟を建設し、需要拡大が見込まれるモータージェネレーター※1やHEV※2・EV用インバーターの生産体制を強化し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指します。投資金額は約70億円で、稼働開始は2018年5月を予定しています。
- ※1:始動機能と発電機能を統合した製品で、アイドリングストップ後のエンジン再始動や、減速エネルギーによる発電で得られたエネルギーを用いたエンジン駆動の機能などを持つ
- ※2:Hybrid Electric Vehicle
増築建屋の概要
所在地 | 兵庫県姫路市広畑区富士町1番40 |
面積・構造 | 延べ床面積約24,000m2、4階建 |
生産品目 | 自動車機器 (モータージェネレーター、HEV・EV用インバーター) |
投資金額 | 約70億円 |
稼働開始時期 | 2018年5月予定 |
環境・省エネ対策 | 空冷ヒートポンプチラー、LED照明(天井直付型43W×約1,700台・高天井型114W×60台)、電力設備監視システム、スーパー高効率トランス(6.6kV/200V/100V) 、全熱交換器(換気システム)など |
背景
近年、自動車市場では地球環境保護(CO2排出量削減)の観点から電動車両の普及が急加速しています。
当社は今回、姫路製作所広畑工場内の建屋を増築し、需要が拡大しているモータージェネレーターやHEV・EV用インバーターなどの自動車機器の生産体制を強化します。今後も当社が保有するパワーエレクトロニクスや車載制御、モーター巻線の独自技術を強みとする製品を開発・生産し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指します。