三菱電機株式会社は、摩擦帯電による静電気を利用して大気中のPM2.5や花粉・ホコリなどを除去する摩擦帯電方式の空気清浄デバイスを開発しました。世界保健機関の環境基準(PM2.5濃度10μg/㎥以下)を満たす清浄空気による換気を、約10年間メンテナンスせずに継続使用することができます。当デバイスを換気空調システムに搭載することで、清浄で快適な空間の提供に貢献します。
開発の特長
- 摩擦帯電による静電気を利用し、PM2.5や花粉・ホコリなどのダストを捕集
- ・プラスチック製の捕集板と不織布ブラシの摩擦により、静電気を発生
- ・プラス(+)に帯電したPM2.5や花粉・ホコリなどがマイナス(−)に帯電した捕集板に付着
- ・世界保健機関の環境基準(PM2.5濃度年間平均10μg/㎥以下)を満たす清浄空気による換気を実現
- 自動清掃と再帯電により、省メンテナンスを実現
- ・自動清掃と再帯電により、捕集性能が低下することなく継続
- ・フィルターの目詰まりが起こりにくくなり、約10年間の使用が可能となることで省メンテナンスを実現
開発の概要
デバイス構成 | ・摩擦帯電方式集塵部(自動清掃・再帯電部含む) ・フィルター部 |
外形寸法 (W×D×H) |
300mm×300mm×250mm (1ユニットの外形寸法。1ユニットで風量125㎥/hrに対応) |
今後の展開
中国にてフィールド試験を開始し、2020年度の事業化を目指します。